第10回 JCAHPCセミナー(Wisteria/BDEC-01運用開始記念)
「JCAHPC 次の一手:Oakforest-PACSの先にあるもの」
最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing)は
筑波大学計算科学研究センターと
東京大学情報基盤センターとが共同で2013年に設立した組織です。
JCAHPCでは国内最大級の計算性能を有するOakforest-PACSシステム(OFP)を設計、導入し、2016年10月より共同で運用を開始して以来、最先端の計算科学を推進し、我が国と世界の学術及び科学技術の振興に寄与してまいりました。
現在、人類と地球は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) という未曾有の危機に直面していますが、JCAHPCはHPCIシステム構成機関として「新型コロナウイルス感染症対応HPCI臨時公募課題」 に計算資源を提供し、新型コロナウイルス感染症に関する研究推進に貢献しております。
さて,OFPの運用も最終年度に突入し,2022年3月末にはサービスを終了する予定です。 第10回となるJCAHPCセミナーでは「JCAHPC 次の一手:Oakforest-PACSの先にあるもの」と題して,今後のJCAHPCのアクティビティの展望について紹介いたします。
まず、東京大学情報基盤センターが Society 5.0 実現へ向けて導入した『「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム(Wisteria/BDEC-01)』 が2021年5月14日に運用を開始します。Wisteria/BDEC-01は、「シミュレーションノード群(Odyssey)」、「データ・学習ノード群(Aquarius)」の2つのノード群、合計ピーク性能33.1 PFLOPSを有するヘテロジニアスなシステムです。 第10回JCAHPCセミナーはWisteria/BDEC-01の運用開始に合わせて、システム紹介、地球科学分野を中心とした大規模ユーザによる招待講演とともに、類似したシステムをすでに運用している機関(理化学研究所、名古屋大学)からも招待講演をお願いしております。 また筑波大学で導入を進めている次期システム「Cygnus-BD」、更にOFPの後継機でありJCAHPCとしての2号機である「次期Oakforest-PACS」計画についても紹介いたします。
「計算・データ・学習」融合、Society5.0実現へ向けた議論の場とできればと考えております。
オンラインではありますが、是非とも多くの皆様にご参加いただきたく、よろしくお願いいたします。
第10回JCAHPCセミナー
日時:2021 年 5 月 25 日(火)(13 : 15 ~ 17 : 50)形態:完全オンライン
主催:最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)
共催:筑波大学計算科学研究センター,東京大学情報基盤センター
参加費:無料,「事前参加登録」をお願いいたします。
参加申込
申込フォーム
※必ず事前登録をお願いいたします(セミナーの前日まで受け付けます)
参加申込の受付は終了いたしました。プログラム
【第1部】座長:高橋大介(筑波大学計算科学研究センター/JCAHPC)
13:15 - 13:20 | 開会挨拶 |
13:20 - 13:45 | 中島研吾(東京大学情報基盤センター/JCAHPC) Wisteria/BDEC-01がもたらす新しい科学の夜明け |
13:45 - 14:10 | 塙敏博(東京大学情報基盤センター/JCAHPC) 次期Oakforest-PACS計画とその周辺 |
14:10 - 14:35 | 朴泰祐/建部修見(筑波大学計算科学研究センター/JCAHPC) 筑波大学CCSにおける次期スーパーコンピュータCygnus-BD |
【第2部】座長:下川辺隆史(東京大学情報基盤センター/JCAHPC)
14:45- 15:10 | 羽角博康(東京大学大気海洋研究所) エクサスケール時代の大気海洋シミュレーション |
15:10 - 15:35 | 市村強 (東京大学地震研究所計算地球科学研究センター/工学系研究科社会基盤学専攻) スーパーコンピューティングによる大規模地震シミュレーション |
15:35 - 16:00 | 中島耕太(富士通株式会社 ICTシステム研究所) 計算・データ・AIを融合するコンピューティング技術 |
【第3部】座長:塙敏博(東京大学情報基盤センター/JCAHPC)
16:15 - 16:40 | 澤田洋平(東京大学大学院工学系研究科 附属総合研究機構) 極端水文気象現象に対する予測の不確実性定量化 |
16:40 - 17:05 | 庄司文由(理化学研究所計算科学研究センター運用技術部門) 富岳の利用サービスと運用について |
17:05 - 17:30 | 片桐孝洋(名古屋大学) スーパーコンピュータ「不老」導入とWisteria/BDEC-01への期待 |
17:30 - 17:50 | 総合討論・閉会 |
録画映像
第1部パートの動画
- 「開会挨拶」
- 「Wisteria/BDEC-01がもたらす新しい科学の夜明け」
- 「次期Oakforest-PACS計画とその周辺」
- 「筑波大学CCSにおける次期スーパーコンピュータCygnus-BD」
第2部パートの動画
- 「エクサスケール時代の大気海洋シミュレーション」
※申し訳ございませんが、機器不調により、途中からの開始となっております。 - 「スーパーコンピューティングによる大規模地震シミュレーション」
- 「計算・データ・AIを融合するコンピューティング技術」
第3部の動画
本セミナーの問い合わせ先
〒113-8658 東京都文京区弥生2-11-16
東京大学 情報基盤センター
中島研吾(幹事)
E-mail:nakajima@cc.u-tokyo.ac.jp
(”@”を半角にしてからお送りください。)