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 FX10 スーパーコンピュータシステム(Oakleaf-FX)では、提供可能な計算リソース (トークン) の残量が枯渇し新たにトークンの追加申込ができない場合において、ジョブ実行時に必要なトークンが「なし」あるいは「不足」の利用者について、ジョブ実行を可能とする環境を提供しています。


非優先ジョブクラス (低プライオリティキュー) の設定

 FX10 スーパーコンピュータシステムでは、ジョブ実行ごとに「トークン」を消費します。そのため、ジョブ実行時にジョブが使用するトークン残量が「なし」あるいは「不足」の場合には、ジョブ実行ができなくなります。この時、提供可能な計算リソースの残量枯渇による申込締め切り前であれば「トークンの追加」をお申込みいただけるのですが、締め切り後はトークンを追加することができません。そこで、トークン残量が「なし」あるいは「不足」の場合でも、リソースに余裕がある場合に限りジョブ実行を可能とする、通常より優先度を下げたジョブ実行環境「非優先ジョブクラス (低プライオリティキュー)」を設定(提供)します (インタラクティブジョブ、ログインノードの利用は現行どおり可能です)。

非優先ジョブクラスの設定(提供)イメージ

非優先ジョブクラスの設定(提供)イメージ

非優先ジョブクラス (低プライオリティキュー) の制限

 本制度は、ジョブ実行時に必要なトークンが「なし」あるいは「不足」の利用者についてジョブ実行を可能とするため、トークンを有する利用者よりジョブ実行優先度を低く設定します。そのため、通常の利用とは以下の点が大きく異なります。

  • 提供可能な計算リソースの残量枯渇による申込締め切り後の措置とします。そのため、トークンの追加が可能な場合には、非優先ジョブクラスの運用は行われませんのでご注意ください。
  • 利用できる最大ノード数は、申込ノード数までとします (ただし、パーソナルコース 1 は 12 ノード、コース 2 は 24 ノードまで)。
  • 制限 (経過) 時間は、通常利用の 1/4 とします。
  • 非優先ジョブクラス (低プライオリティキュー) で実行される同時ジョブ数はキュー毎に "1" とします (投入できるジョブ数は現行と同じです)。ただし、計算リソースに余裕がある場合には、実行される同時ジョブ数は変更される場合があります。
  • 計算リソースに空きがある場合でも、ジョブが実行されるとは限りません。通常はジョブ実行を抑止しており、実行可能となり次第、スケジューリングしますのでジョブをキューに投入してお待ちください。

FX10スーパーコンピュータシステム(Oakleaf-FX)非優先ジョブクラス制限値 (2013 年 1 月 8 日)

キュー名 ノード数(※) 制限(経過)時間 メモリー容量(GB)
(regular-low)
small-low
medium-low
large-low
x-large-low

12 ~ 216
217 ~ 372
373 ~ 480
481 ~ 1,440

12 時間


 6 時間

28


  • ジョブ実行時に必要なトークン残量が「なし」あるいは「不足」の場合、利用できるノード数は、申込ノード数まで (ただし、パーソナルコース 1 は 12 ノード、コース 2 は 24 ノードまで)。