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第4章 ファイルシステム

4.1 概要

SR16000では約500GBのストレージが使用できます。利用者データの格納場所としては並列ファイルシステム上にある、ホームディレクトリ (/home)、計算中の一時データ格納領域としては5日で削除されるQuota(容量)制限のない領域 (/short) などが使用できます。本章ではこれらのディスク領域の特徴や典型的な使い方を紹介します。
センターではホームディレクトリなどのファイルシステムのバックアップ等は取得しておりませんので、利用者の皆様でバックアップの取得等をお願いいたします。
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4.2 使用可能領域

利用者データの保存には以下のディレクトリが使用できます。
  • /home/ログイン名
一時データの格納場所としては次の場所が使用できます。
  • /short/ログイン名
  • /tmp
/home/ログイン名 (各コースの上限容量まで使用可)
/homeはホームディレクトリであり、ここに作られたファイルは利用者自身で削除するまで保存されます。この領域にはすべてのノードからアクセスできます。ファイルシステムにはGPFS (General Parallel File System)が使用されています。GPFSは複数のファイルサーバに負荷を分散する機能を持ち、多数のノードからの大量入出力を処理することができます。ホームディレクトリは、500 GB 単位で容量の追加を行うことも出来ます (別途負担金が発生します)。
/short/ログイン名 (Quota 制限なし)
一時的に必要なデータ等を置くためのディレクトリです。ここに作られたファイルは作成(または最終更新)から5日後に削除されます。ファイルシステムは GPFS で、すべてのノードから同じファイルにアクセスできます。ただし、利用者全員でご利用頂くファイルシステムですので、ファイルシステムを圧迫する (大容量、大量ファイルを作成するなど、ファイルシステムの大部分を専有している) 場合には、保存期間前でも削除される場合があります。
/tmp(Quota 制限なし)
短時間の作業のために使用するディレクトリです。ここに作られたファイルはログインノードでは 2 日以内、計算ノードではジョブ終了時に削除されます。計算ノード、ログインノードとも、各ノードのローカルディスクなので他のノードからのアクセスはできません。
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