「次期Oakforest-PACS計画とその周辺」 塙敏博(東京大学情報基盤センター/JCAHPC) 筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターによって、2013年3月に「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)」が発足して以来、2016年12月には第1世代となるOakforest-PACSの稼働が開始し、まもなく4年半が過ぎようとしている。その間、大規模HPCチャレンジ(全系利用プログラム)によるグランドチャレンジ課題への支援を始め、HPCIにおけるCovid-19課題やフラッグシップ機「京」から「富岳」への移行期の計算資源を支える存在でもある。また「30秒ごとに更新するゲリラ豪雨予報」などスパコンの新しい利用形態についても試行している。 本講演では、JCAHPCにおける次期Oakforest-PACS計画と、東京大学情報基盤センターにおける関連した動きについて紹介する。