「富岳の利用サービスと運用について」 庄司文由(理化学研究所計算科学研究センター運用技術部門) 理化学研究所計算科学研究センターは、2021年3月9日より、スーパーコンピュータ「富岳」の共用を開始した。 「富岳」は、実績のあるアプリケーション分野に加えて、Society5.0の実現に不可欠なデータサイエンス、人工知能/機械学習等の新しい分野からの利用も想定した設計となっており、主要なベンチマークで2期連続で4冠を達成したことからも、高い性能を持っていることがすでに実証されている。今後は、高い性能をより簡単に利用できる環境を整備することが重要となるが、本講演では、「富岳」の利用サービスについて紹介すると共に、Wisteria/BDEC-01への期待を述べる。