東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第139回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「OpenFOAM初級」

共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)、オープンCAE学会

講習会開催に関するお知らせ
新型コロナウイルス感染症対策のため、東京大学本部指針に基づき、今後講習会実施を中止させていただく可能性がございます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。(2020.4.7)

開催趣旨

  • 情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピューター(以降、スパコン)の利用促進とスパコンを用いた数値流体解析(以降、CFD)の普及を目的として、OpenFOAM初級講習会を実施します。
  • センターのスパコンOakbridge-CXによる実習もあります。
  • 受講料は無料です。
  • 本講習会は、オープンソースのCFDツールキットであるOpenFOAMを用いた基礎的なCFD並列解析の講習会です。
  • スパコンの概要に始まり、格子生成、CFD解析、格子や解析結果のデータ転送、可視化、並列計算などの演習を行います。
  • 本講習会、CFD解析やプログラミング、並列計算に関する知識・経験は必要ではありません。また、OpenFOAMを用いた並列計算の概要説明と演習を行いますが、並列プログラミングについては扱わないので、予めご了承ください。
  • 本講習会はZoomによるオンライン講習会として実施されます。

対象者

  • センターのスパコンのアカウントを既に所有している利用者、センターのスパコンの利用資格を有し、今後の利用を検討している方(大学教員、学生、研究機関研究員など)の他、基礎的な並列プログラミングの学習を目的とした企業に所属する研究者、技術者の方も受講可能です。
  • なお、企業利用者向け有償トライアルユース(パーソナルコース相当)では、本講習会の受講が義務づけられています。

受講資格

  • 国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者。
  • 外国人及び海外在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。
    「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」
  • Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。
  • センターのスパコンにインストールされているエディタ(Emacs, vim, geditなど)のいずれかを用いて、ファイルの編集を行う必要があります。上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には、いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。
  • CFD解析やプログラミング、並列プログラミングの知識・経験は必要ありません。
  • これまで一度もOpenFOAM関連のお試しアカウント付き並列プログラミング講習会を受講されていない方は、今年度の第136回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会「OpenFOAM入門」の講習会資料における、「OpenFOAM概要」および「OpenFOAM入門 演習資料」に予め目を通しておいてください。

参加申込

講習会申込フォーム

募集定員に達したため、講習会参加申込の受付は終了いたしました。
誠に申し訳ございませんが、またのお申し込みをお待ちしております。
  • 必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上、9月23日17:00に締切ります)。
  • 本講習会は、センターのスパコンにおけるOpenFOAMの利用促進が主目的であるため、スパコンでのバッチジョブによるOpenFOAMの実行方法を重点的に説明致します。OpenFOAMの機能や設定方法の説明に対して重きを置いた講習会では無い事を予めご了承の上、参加申込を検討ください。
  • 講習内容は、概ね昨年度の第122回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会「OpenFOAM初級」と同様ですので、昨年度の講習会資料を参考にして参加申込を検討ください。
  • 参加申込数が定員を超えた場合には、講習会申込フォームにご記入頂いた情報を元に、参加者数が定員以下となるよう参加者を選定させて頂きますので、予めご承諾ください。
  • なお、選定方法について問い合わせを頂いても一切返答できませんので、その点についても予めご承諾くださるようお願い致します。

講習会概要

  • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
  • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
  • パソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いてセンターのスパコンへ接続ができることが必要です。
  • 演習の実施に当たり、受講生にセンターのスパコンを1月間利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 対象のスパコンおよび利用ノード数は次のとおりです。
  • 定員(上限20名)になり次第、申込みを終了させていただきますので、あらかじめご了承ください。
  • 本講習会は録画させて頂きます。また、録画内容をインターネット媒体(ホームページ、各種 SNS 等)に個人を特定できないよう処理した上で掲載させて頂く場合があります。

開催日時

2020年9月29日(火)10:00 - 18:00

講習会プログラム

9月29日(火)

10:00 - 10:30 Oakbridge-CX概要
10:30 - 12:00 自動車空力解析演習I
  • 解析モデル
  • blockMeshによる格子生成
  • snappyHexMeshによる並列格子生成
  • ParaViewによる格子可視化
  • 格子生成条件変更演習
13:30 - 15:00 自動車空力解析演習II
  • simpleFoamによる並列定常乱流流体解析
  • 線型ソルバ残差および空力係数のモニター
  • ParaViewによる解析結果可視化
15:15 - 16:45 自動車空力解析演習III
  • 解析結果のサンプリングとプロット
  • 性能プロファイリング
  • 並列数・線型ソルバ条件変更演習
17:00 - 18:00 自動車空力解析演習IV
  • 流体解析条件変更演習
  • 質疑

講習会資料

講習会資料はこちらをご覧ください。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス