第167回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「OpenACCとMPIによるマルチGPUプログラミング入門」
共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)
講習会開催に関するお知らせ新型コロナウイルス感染症対策のため、東京大学本部指針に基づき、今後講習会実施を中止させていただく可能性がございます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。(2020.4.7)
開催趣旨
近年、低消費電力で高い性能を得るために、高性能なスーパーコンピュータシステムでは演算アクセラレータとしてGPUが搭載されてきています。これらのスパコンを有効に活用するためには、複数のアクセラレータを利用することが必須です。
本講習会では、GPU搭載スパコンで大規模な数値計算を実現するために必須となるマルチGPUプログラミングについて学びます。GPUは、NVIDIA社のTesla GPU(A100)を対象とし、プログラミング環境としては既存コードに指示文(ディレクティブ)を追加することでGPU化できるOpenACCを用います。GPU間の並列化はMPIを利用します。実習では基礎的なプログラムを通して、OpenACCとMPIによる複数GPUを用いたプログラムの作成方法を学びます。
実習には、東京大学情報基盤センターに設置されているWisteria/BDEC-01(Aquarius) スーパーコンピュータシステムを使用します。
本講習会では、OpenACC・MPIについては簡単な復習のみ行います。このため講習会受講前に基礎的なOpenACCによるGPUプログラミング、MPIプログラミングの知識・経験を有していることが望まれます。 必要に応じて、「GPUプログラミング入門」や「MPI基礎」 の資料・動画を参考に予習をお願いします。
なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会(接続情報は申込者にのみご連絡)として実施されます。
開催日時・講習会プログラム
2021年10月19日(火)13:00 - 17:00
13:00 - 13:30 | スパコンの使い方など |
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13:30 - 14:30 | OpenACC+MPI混合プログラミング(座学) |
14:45 - 17:00 | OpenACC+MPI演習 |
講習会資料
- 「OpenACCとMPIによるマルチGPUプログラミング入門」 ※ 講習会資料「オンライン講習会の手引き」に書かれている環境設定をあらかじめ実施してください。
講習会録画映像
2021年10月19日(火)にオンライン開催された、講義パートの動画です。
参加申込
講習会申込フォーム
※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,10月12日17:00に締切ます)
アカウント情報、ZOOM接続情報は10月13日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。先着順ですので、お早めにお申し込みください。
受講資格・受講条件・準備等
- 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。
受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。
受講生には、当センターのスパコンを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
- 外国人及び海外在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。 「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」
- なお、企業利用者向け有償トライアルユース(パーソナルコース相当)では、センターが実施する講習会を、1度以上受講することが義務づけられています。
- 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
- 予備知識・準備等については以下の通りです:
- FortranまたはC言語によるプログラミング経験、UNIXの経験があることが望ましい。最低限emacsまたはvi等によりファイルの編集をできる必要があります。
- 並列プログラミングの知識・経験は必要ありません。
- オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
- パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
- パソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
- Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。 また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。
- 対象のスパコンおよび利用ノード数・GPU数は次のとおりです。
- Wisteria/BDEC-01(Aquarius) スーパーコンピュータシステム(Wisteria-A) :
GPU 4基(1ノード内)
- Wisteria/BDEC-01(Aquarius) スーパーコンピュータシステム(Wisteria-A) :
問い合わせ先
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チームE-mail: