第188回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「GPUプログラミング入門」
共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)
講習会開催に関するお知らせ新型コロナウイルス感染症対策のため、東京大学本部指針に基づき、今後講習会実施を中止させていただく可能性がございます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。(2020.4.7)
開催趣旨
一般的なコンピュータにおいて画像処理を専門とするハードウェアであるGPU(Graphics Processing Unit)を、汎用的な計算に用いることをGPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Unit)と呼び、盛んに研究が進められています。GPUは超多数の演算コアを並列に用いることで、一般的なCPUより高い性能を達成します。そのため並列性の高い処理を得意としており、行列積などの線形演算で高い性能が認められています。近年注目されているディープラーニングでもGPUが活用されています。これらの処理ではすでに作られたライブラリを用いることが一般的ですが、本講習会はご自身のアプリケーションをGPUで実行することを目標とする、GPU初心者の方向けの講習会となっております。すでにGPUを利用した経験があり、Wisteria/BDEC-01に新しく搭載されるA100 GPUに関する情報をお求めの方は、「Wisteria実践」を受講することを推奨します。
本講習会では、GPU向けの並列化プログラミング手法としてGPU初心者に適したOpenACCを用います。実習ではOpenACCのプログラムを作成する方法、GPUでの実行手法、GPUで実行するにあたって最低限必要な最適化手法を適用するまでの手順などを学びます。
実習には、東京大学情報基盤センターにおいて昨年5月より運用を開始しましたWisteria/BDEC-01スーパーコンピュータシステムを使用します。
なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会(接続情報は申込者にのみご連絡)として実施されます。
開催日時・講習会プログラム
2022年10月5日(水)10:00 - 17:00
10:00 - 10:50 | スパコンの使い方など |
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11:00 - 11:50 | OpenACC入門(座学) |
13:30 - 14:20 | OpenACC演習Ⅰ |
14:30 - 15:20 | OpenACC演習Ⅱ |
15:30 - 16:20 | OpenACC演習Ⅲ |
16:30 - 17:00 | 質問など |
講習会資料・録画映像
講習会資料
- 講習会資料「GPUプログラミング入門」 ※ 講習会資料「オンライン講習会の手引き」に書かれている環境設定をあらかじめ実施してください。
講習会録画映像
2022年10月5日(水)にオンライン開催された、講義パートの動画です。
参加申込フォーム
※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,9月28日17:00に締切ります)
アカウント情報、Zoom接続情報は9月29日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。先着順ですので、お早めにお申し込みください。
受講資格・受講条件・準備等
- 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。
受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。
受講生には、当センターのスパコンを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
- 外国人及び海外在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。 「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」
- なお、企業利用(トライアル)では、センターが実施する講習会を、1度以上受講することが義務づけられています。
- 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
- 予備知識・準備等については以下の通りです:
- FortranまたはC言語によるプログラミング経験、UNIXの経験があることが望ましい。最低限emacsまたはvi等によりファイルの編集をできる必要があります。
- 並列プログラミングの知識・経験は必要ありません。
- オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
- パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
- パソコンのOSは、Windows、Mac、Linuxどれでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
- 対象のスパコンおよび利用ノード数・GPU数は次のとおりです。
- Wisteria/BDEC-01(Aquarius) スーパーコンピュータシステム(Wisteria-A) :
GPU 4基(1ノード内)
- Wisteria/BDEC-01(Aquarius) スーパーコンピュータシステム(Wisteria-A) :
問い合わせ先
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チームE-mail: