東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第208回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「OpenMPで並列化されたC++プログラムのGPU移植手法」

共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)

開催趣旨

 東京大学情報基盤センターでは、NVIDIA社の最新GPUをメインとするOPF-IIを2024年4月に運用開始予定です。本講習会ではOFP-IIへのプログラム移植に向け、マルチコアCPU向けにOpenMPで並列化されたC++プログラムのGPU環境への移植手法を学びます。受講料は無料です。
 GPU向けのプログラミング手法としては、NVIDIA製GPU向け専用言語のCUDA C++を用いた実装、OpenACCやOpenMPなどの指示文ベースの手法、C++17で導入された標準言語規格を利用してのGPU化などと複数の選択肢があり、それぞれに長所・短所があります。本講習会では、各手法の特徴や使い方を学びます。また、NVIDIA社のGPUを搭載したWisteria/BDEC-01 スーパーコンピュータシステムによる実習もあります。
 なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会として実施されます。

開催日時・講習会プログラム

2023年6月29日(木)13:00 - 17:00

13:00 - 13:30 GPU向けプログラミング手法の紹介(座学)
13:40 - 14:20 OpenACCを用いたGPU化(座学+演習)
14:30 - 15:10 OpenMPを用いたGPU化(座学+演習)
15:20 - 15:50 C++17を用いたGPU化(座学+演習)
16:00 - 17:00 CUDA C++を用いたGPU化(座学+演習)

講習会資料・録画映像

※ 講習会資料「オンライン講習会の手引き」に書かれている環境設定をあらかじめ実施してください。

録画映像

2023年6月29日(木)にオンライン開催された、講義パートの動画です。

参加申込フォーム

※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,6月22日17:00に締切ます)
 アカウント,Zoom接続,Slack会議室に関する情報は6月23日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。
 先着順ですので、お早めにお申し込みください。

講習会参加申込の受付は終了いたしました。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、当センターのスーパーコンピューターを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • C++ またはC 言語によるプログラミング経験、UNIX の経験があることが望ましい。最低限emacs またはvim 等によりファイルの編集をできる必要があります。
    • C/C++プログラムをマルチコアCPU向けにOpenMP並列した経験があることが望ましい。
    • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Mac、Linuxどれでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
    • 受講をする前に講習会資料「オンライン講習会の手引き」をよく読み、 資料中に指示された次の準備をしておいてください。
      • sshコマンドがインストールされていることの確認
      • Wisteria/BDEC-01 へのログインの確認
      • Slack 会議室へのログインの確認
      • Zoom アプリケーションのダウンロードおよび最新版へのアップデート
  • 対象のスパコンおよび利用ノード数は次のとおりです。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス