東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

HPCオープンソースソフトウェア普及部会
「XcalableACCチュートリアル」

主催:PCクラスタコンソーシアムHPCオープンソースソフトウェア普及部会
共催:PCクラスタコンソーシアム並列プログラミング言語XcalableMP規格部会、理化学研究所計算科学研究センター、東京大学情報基盤センター
協賛:PCクラスタコンソーシアム実用アプリケーション部会

開催趣旨

 アクセラレータを搭載したクラスタシステムに対するプログラミングにはMPIとCUDAの利用が一般的ですが、その生産性の低さが問題となっています。そこで、共に指示文ベースであるクラスタ向け並列言語XcalableMPとアクセラレータ向け言語OpenACCを組み合わせた言語であるXcalableACCが注目されています。 XcalableACCでは、C言語やFortranで記述されたコードに指示文を加えることで、性能の高い並列アプリケーションを簡易に開発することが可能です。
 本講習会では、XcalableACCの仕様や各種ベンチマークの性能などについて紹介します。 また、実際に東大のスパコンを用いたハンズオンも行います。 XcalableACCを使った簡単な並列プログラム作成と実行を行い、XcalableACCによる並列プログラム開発の容易さを体験していただきます。

対象者

  • 逐次プログラムからアクセラレータを搭載したクラスタシステムで動作する並列プログラムへの移行を検討されている方
  • 並列プログラム開発の生産性向上に関心のある方
  • 並列プログラミング言語に関心のある方
  • 但し、対象者の方は下記を満たす必要があります
    • FortranもしくはC言語について、ある程度の知識とプログラミング経験があること
    • sshクライアントおよびLinuxの利用経験(基本的なコマンド操作やプログラム作成など)があること
    • 東大のスパコンにリモートログインしてハンズオンを行うため、無線LANを搭載したノートPCを用意できること

受講資格

  • 国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者。
    なお、講習会当日受付に「スーパーコンピュータシステム利用同意書」をご提出ください。未提出の場合はスーパーコンピューターを使用しない講義形式での受講となります。
  • 外国人及び海在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。
    「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」
  • Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。
    また、センターのスーパーコンピューターにインストールされているエディタ(Emacs, vim, nano, gedit)のいずれかを用いて,ファイルの編集を行う必要があります。

    上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には,いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。

参加申込

講習会申込フォーム

※必ず事前登録をお願いいたします。(2019年2月19日(火)正午締切)

講習会参加申込の受付は終了いたしました。

スーパーコンピュータシステム利用同意書(講習会参加者全員提出)

※当日受付に提出

スーパーコンピュータシステム利用同意書
[PDF版] [記入例]

講習会概要

  • プログラム演習のため、受講者が自分のノートパソコン(無線LANの機能があるもの)をセンターの演習室に持ち込んでください。ノートパソコンが持ち込めない方は、講義形式の受講となります。
  • ノートパソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、ノートパソコンを利用しない講義形式の受講となります。
  • WindowsVista以前のバージョン、およびWindows8(8.1は可)を使用しているWindowsノートパソコン、Yosemite(Mac OS X 10.10)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
  • ノートパソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いてセンターのスーパーコンピューターへ接続ができることが必要です。
  • 演習のため、無線LAN接続を想定しています。有線LAN接続は想定していません。特に、演習室でのLinuxを用いた無線利用は経験的に困難です。Linuxの利用は、できるだけ避けてください。
  • 演習の実施に当たり、受講者にセンターのスーパーコンピューターを1月間利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 定員(上限約20名)になり次第、申込みを終了させていただきますので、あらかじめご了承ください。

開催日時

2019年2月22日(金)10:00 - 12:00

場所

東京大学柏キャンパス第2総合研究棟 315会議室2(地図

講習会プログラム

2月22日(金)

09:30 - 10:00 受付
10:00 - 10:50 XcalableACC概要(理化学研究所 計算科学研究センター 村井 均)
10:50 - 11:00 ハンズオンの準備(理化学研究所 計算科学研究センター 中尾 昌広)
11:00 - 11:10 休憩
11:10 - 12:00 XcalableACCハンズオン(理化学研究所 計算科学研究センター 中尾 昌広)

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス