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共用ストレージ 
概要
HPCI の資源として、ストレージ資源をユーザーに提供するものです。共用ストレージには広域分散ファイルシステム Gfarm を利用しています gfarm2fs コマンドをはじめとして、Gfarm コマンドが利用できる環境がお手元にあればそちらに共用ストレージのデータ領域をマウントしてご使用頂けます。 また、手元にそのような環境がない方向けに Gfarm コマンドを利用できるクライアントも用意してあります。
- 大容量 Gfarm は複数のファイルシステムノードを単一のファイルシステムのようにみせる実装であり、大容量のファイルシステムを実現することが可能です。
- 冗長化 Gfarm は複数のファイルシステムノードを単一のファイルシステムのようにみせる実装である為、その特徴を利用して、共用ストレージ上のデータを複数のデータノードに複製して保存しておくことが可能です。
- 機密性 Gfarm は Globus の GSI ライブラリに対応している為、これを利用するよう構築された Gfarm 環境であれば、GSI 認証を利用して、共用ストレージとの通信内容を暗号化するように設定することが可能です。
現在、共用ストレージがユーザー全体で利用可能な総容量は 21.5 PB であり、ユーザー個別に対する使用容量の制限は、設けられていません。
構成
- ハードウェア
- ストレージ
- DDN SFA 10K ... 21 台
- DDN SFA 12K ... 2 台
- サーバ
- メタデータサーバ(マスター) ... 1 台
- メタデータサーバ(スレーブ) ... 3 台
- ストレージサーバ(ファイルシステムノード) ... 52 台
- クライアント
- ポータルホスト ... 4 台
- ソフトウェア
- OS
- CentOS 5.5
- RedHat 6.x
- Gfarm
- gfarm 2.5.8.4
- gfarm2fs 1.2.7
- データベース
- PostgreSQL 9.1.2
- ネットワーク 共用ストレージのメタデータサーバとストレージサーバは 東京大学情報基盤センターと AICS に分散して配置、運用しています。
- 東京大学情報基盤センターのネットワーク構成図
※現在、大規模アーカイブシステム東拠点版はサービス提供しておりません。 - AICS のネットワーク構成図
利用の手引き
共用ストレージのご利用・操作にあたっては、HPCI共用ストレージ利用マニュアルをご参照ください。共用ストレージは他の各計算機資源上、或いはクライアント(ログインサーバ)として用意した以下のホスト上からご利用いただけます。
- gfp01.hpci.itc.u-tokyo.ac.jp
- gfp02.hpci.itc.u-tokyo.ac.jp
- gfp03.hpci.itc.u-tokyo.ac.jp
- gfp04.hpci.itc.u-tokyo.ac.jp
お手元の環境への gsissh(globus toolkit) の導入や詳細なログイン方法については、HPCIログインマニュアルをご参照ください。
また、TIPSもご参照ください。