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prun コマンド(-n、-f オプション)の利用について

 2005年12月13日より、SR11000 において prun(並列実行コマンド)の -n 及び -f オプションの使用が可能になりました。

 prun はプログラムを複数のノードで並列に実行するコマンドです。 -n はプログラムを実行するノード数を指定します。 -f は定義ファイルを指定します。定義ファイルを用いることでデーターのファイル名に個別の番号等を付加することができ、複数の異なる入出力データーに対してプログラムを並列に実行することができます。

-n オプション使用例(ジョブスクリプト例)

 % cat job.csh
 #@$-q parallel
 #@$-N 4
 prun -n 4 ./a.out → 4 ノードで実行

-f オプション使用例(定義ファイル、ジョブスクリプト例)

2ノードを使用して2種類のデーター(data.1、data.2)をノード毎に入力し、結果(result.1、result.2)を出力する。


 % cat sample.def
 *2 ./a.out < data.%n > result.%n


 % cat job.csh
 #@$-q parallel
 #@$-N 2
 prun -f sample.def → 定義ファイルを指定


定義ファイルの記述には以下の記号を使用できます。

  • ノード数指定
    *n ノード数
  • リダイレクト出力指定
    <   標準入力
    >   上書き 標準出力
    >&  上書き 標準エラー出力
    >>  追記 標準出力
    >>& 追記 標準エラー出力
  • ファイル名修飾
    %n 1~並列プロセス数の数値
    %r 各プロセスが動作している相対ノード番号
    %a 各プロセスが動作している絶対ノード座標
    %t prun が起動した時刻
    %d prun が起動した日付
    %p 起動した並列プロセスのプロセスID