第5回ASE研究会のお知らせ

日時：2009年8月21日（金）14時00分～17時30分
場所：東京大学　情報基盤センター　3階　大会議室（情報基盤センター案内地図）
主催：東京大学情報基盤センター　スーパーコンピューティング部門

【招待講演】

14時00分～15時00分

講演者

　大島聡史（電気通信大学大学院情報システム学研究科）

題目

　GPUとスーパーコンピュータを用いた高性能計算

要旨

　GPUを用いた汎用演算GPGPUへの注目が高まっている。現在では小型モバイルノートからスーパーコンピュータまで様々な計算機にGPUが搭載されており、GPGPUを利用可能な計算機環境の普及が進んでいる。
　特にGPGPUプログラミング環境CUDAを用いてアプリケーションを高速化した報告が相次いでいるとともに、プログラミングの難しさや手間を削減するためのGPGPUプログラミング環境に関する研究も進められている。
　本公演ではGPGPUの研究動向について、また我々が研究を進めているGPGPUプログラミング環境に関する研究について報告する。さらに、計算機センタ等のスーパーコンピュータにGPUを導入する際の課題や展望について紹介する。

【講演】

15時00分～16時00分

講演者

　中島研吾（東京大学情報基盤センター）

題目

　拡張階層型領域間境界分割に基づく並列前処理手法

要旨

　有限要素法などによる工学アプリケーションから得られる大規模疎行列の並列解法として、前処理付き反復法が広く利用されている。悪条件問題においては安定で効率の良い前処理手法の選択が重要であるが、 それ以上に領域分割が反復法の収束に大きく影響する。Henon & Saad（2007）による階層型領域間境界分割（Hierarchical Interface Decompotision，HID）はILU型前処理手法に効果的な手法として知られている。 本講演では、HIDを実問題向けに拡張した手法の概要と計算例について紹介する。

16時00分～17時00分

講演者

　片桐孝洋（東京大学情報基盤センター）、黒田久泰（愛媛大学／東京大学情報基盤センター）、
　中島研吾（東京大学情報基盤センター）

題目

　Xabclib ： 汎用な自動チューニングインターフェースOpenATLibを利用した疎行列反復解法ライブラリ

要旨

　本発表は2部構成である。
　第一部では、数値計算ライブラリにおいて個々に開発された自動チューニング機能の実装を再利用するというAT実装再利用性という概念を示す。AT実装再利用性を達成する自動チューニングインターフェースが持つべき機能を示し、 その機能の一部を実装したライブラリOpenATLibのインターフェースについて紹介する。
　第二部では、OpenATLibを利用して開発された自動チューニングライブラリXabclibについて説明する。特に、疎行列反復解法ソルバーのXabclib_LANCZOS、および、Xabclib_GMRESについて、 性能チューニングの要となるリスタート周期の調整効果を中心に自動チューニングの効果を評価する。

17時00分～17時30分

　T2Kオープンスパコン（東大版）見学会

17時45分～

　懇親会（根津周辺）

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懇親会参加票（katagiri＠cc.u-tokyo.ac.jpまで）

日時：2009年8月21日（金）
　　　17時45分～
場所：根津周辺
会費：4000円程度

ASE研究会懇親会に参加します

お名前：
ご所属：
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• センターユーザに限定せず、研究会は一般公開とします。
• 参加費は無料で、基本的に事前登録は不要です。

また、今後の開催予定を確実に知りたい方は、メーリングリストへの登録をお願いします。登録依頼については、下記問い合わせ先までお願いします。

〒113-8658　東京都文京区弥生2－11－16
東京大学　情報基盤センター

ASE研究会幹事　特任准教授　片桐孝洋
E-mail：katagiri＠cc.u-tokyo.ac.jp
（”＠”を半角にしてからお送りください。）