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第71回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「ライブラリ利用:科学技術計算の効率化入門」
共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)
開催趣旨
情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピューターの利用促進と並列プログラミング技術の普及を目的として、数値計算ライブラリ利用による科学技術計算の効率化入門講習会を実施します。参加費は無料です。
本講習会は、数値計算ライブラリ利用により科学技術計算を効率的に行うための講習会です。厳選した実用的な数値計算ライブラリの解説や効率的なジョブ投入方法の紹介を行います。また、簡単な数値計算プログラムを用いたシミュレーションの基本的な流れを体験することができます。
お手元のプログラムを高速化・並列化するためのヒントをお探しの方、スーパーコンピューターへのジョブ投入を効率的に行うことにより研究期間を短縮したい方に、是非受講をお勧めいたします。
数値計算ライブラリ利用に関する知識・経験は必要ではありません。FX10(Oakleaf-FX)およびReedbush(Reedbush-U)スーパーコンピュータシステムを用いた実習もあります。
対象者
センターのスーパーコンピューターのアカウントを既に所有している利用者、センターのスーパーコンピューターの利用資格を有し、今後の利用を検討している方(大学教員、学生、研究機関研究員など)の他、基礎的な並列プログラミングの学習を目的とした企業に所属する研究者、技術者の方も受講可能です。
なお、企業利用者向け有償トライアルユース(パーソナルコース相当)では、本講習会の受講が義務づけられています。
受講資格
- 国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者。
なお、講習会当日受付に「スーパーコンピュータシステム利用同意書」をご提出ください。企業に所属する研究者・技術者の方は「アカウント使用申込書」も併せてご提出ください。未提出の場合はスーパーコンピューターを使用しない講義形式での受講となります。 - 外国人及び海在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。
「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」 - FortranまたはC言語によるプログラミング経験、UNIXの経験があることが望ましい。最低限emacsまたはvi等によりファイルの編集をできる必要があります。
- 並列プログラミングの知識・経験は必要ありません。
参加申込
講習会申込フォーム
※必ず事前登録をお願いいたします
講習会参加申込の受付は終了いたしました。
スーパーコンピュータシステム利用同意書(講習会参加者全員提出)
※当日受付に提出
スーパーコンピュータシステム利用同意書 | |
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[PDF版] | [記入例] |
アカウント使用申込書(企業に所属する研究者・技術者の方のみ提出)
※下記提出先へ事前郵送か当日受付に提出
アカウント使用申込書 | ||
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[PDF版] | [記入例] |
アカウント使用申込書提出先
〒113-8658 東京都文京区弥生2-11-16
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
講習会概要
- プログラム演習のため、受講生が自分のノートパソコン(無線LANの機能があるもの)をセンターの演習室に持ち込んでください。ノートパソコンが持ち込めない方は、講義形式の受講となります。
- ノートパソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、ノートパソコンを利用しない講義形式の受講となります。
- WindowsXP以前のバージョン、およびWindows8(8.1は可)を使用しているWindowsノートパソコン、Mountain Lion(Mac OS X 10.8)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
- ノートパソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いてセンターのスーパーコンピューターへ接続ができることが必要です。本講習会ではまず、Windowsに限定したSSH環境のインストールと設定作業を、受講生に行ってもらいます。
- Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。
また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。 - ノートパソコンのOSに対応したParaViewをインストールしてください。
- スーパーコンピューターとファイル転送を行うソフトウエア(WinSCP/scpなど)をインストールしてください。
- 演習のため、無線LAN接続を想定しています。有線LAN接続は想定していません。特に、演習室でのLinuxを用いた無線利用は経験的に困難です。Linuxの利用は、できるだけ避けてください。
- 演習の実施に当たり、受講生にセンターのスーパーコンピューターを1週間利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
- 対象のスーパーコンピューターおよび利用ノード数は次のとおりです。
- FX10 スーパーコンピュータシステム(Oakleaf-FX): 12 ノード (192 コア)
- Reedbush スーパーコンピュータシステム(Reedbush-U): 8 ノード (288 コア)
- 定員(上限約50名)になり次第、申込みを終了させていただきますので、あらかじめご了承ください。
開催日時
講習会プログラム
2月28日(火)
10:00 - 10:30 受付
10:30 - 12:30 ノートパソコンの設定、テストプログラムの実行など(演習)
・ コンパイルの仕方
・ バッチジョブシステムの使い方
・ MPI実行
14:00 - 17:00 Xcryptを用いたジョブ並列処理(座学&実習)
・ Xcryptの基本説明
・ スクリプト記述,ジョブ投入・確認・中止(実習)
・ 応用例・パラメータスイープ(実習)
・ 他のスパコン環境での利用(実習)
・ より高度な機能の紹介
3月1日(水)
10:30 - 12:00 プログラム実習(BLAS, LAPACK、ScaLAPACK)& 座学
・ BLAS、LAPACK、ScaLAPACK の説明
・ BLAS の利用法と実習(行列‐行列積:DGEMM 関数)
・ LAPACK、ScaLAPACK の利用法と実習
13:30 - 15:30 ppOpen-HPCを用いたシミュレーション体験(座学&演習)
・ ppOpen-HPCの概要説明
・ シミュレーション基本的流れ体験(実行、プロファイラによる解析、可視化)
-3D 熱伝導シミュレーション+ppOpen-MATH/VIS+富士通詳細プロファイラ
15:45 - 17:45 階層型行列法とHACApKライブラリ(座学&演習)
・ 階層型行列法(H行列)の概要
・ ppOpen-APPL/BEM+HACApKを用いた静電場解析の実習
講習会資料
問い合わせ先
〒113-8658 東京都文京区弥生2-11-16
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
kenkyu_shien[あっとまーく]itc.u-tokyo.ac.jp
("[あっとまーく]" を"@"(半角)に変換後、ご送信ください)