東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

Oakbridge-CX スーパーコンピュータシステム
「大規模 HPC チャレンジ」採択課題

2021年度 採択課題

このたびは、お申し込みをいただきどうもありがとうございました。以下の基準による厳正な審査のうえ、課題採択をさせていただきました(順不同)。
※新型コロナ感染症拡大防止に配慮して、一部条件等を変更しています。

  • 計算・結果の詳細を論文等も含めて公表できること。
  • 計算結果が科学的に有用、あるいは社会的なインパクトがあると考えられること。
  • 1,280 ノードの利用を目標としていること。
  • 計画に実現性があり、短時間で効果を示すことが可能であること (一回の利用期間は約 8 時間)。
  • 本システムの運用、ユーザーにとって有用な情報を提供すること。
第2回採択課題

第2回採択課題

課題名 三次元強震動シミュレーションとリアルタイムデータ同化の融合
代表者名(所属) 中島 研吾 (東京大学情報基盤センター)
本研究では,JDXnet(Japan Data eXchange network)によって得られる地震観測データを利用したリアルタイムデータ同化と高精度な三次元強震動シミュレーションの融合による計算を,Oakbridge-CXシステム(OBCX)を使用して実施する。具体的には,新潟県中越沖地震(2007年7月16日)における各地地震計における観測データを,外部からOBCXの外部接続ノードに取り込んでフィルタリング処理を施し,古村等によって開発された三次元強震シミュレーション・リアルタイムデータ同化融合コードSeism3D/OpenSWPC-DAFを実行する。本研究では,OBCXのような外部接続ノードを有するシステム上で,Seism3D/OpenSWPC-DAFを使用したシミュレーション・データ同化融合を実施することが,地震発生時の正確な波動伝播予測,適切な避難情報提供に有効であることを示し,リアルタイム災害予測システムの研究開発に資する。