東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

はじめての方へ


 東京大学情報基盤センター(以下、センター)のスーパーコンピュータシステム(以下、スパコン)をご検討いただきありがとうございます。本ページでは、現在運用中のスパコンの特徴やご利用方法をご案内いたします。ご不明な点がございましたら、ページ下部の問い合わせ先までご連絡ください。

スーパーコンピュータシステムの特徴

 センターでは、現在 Wisteria/BDEC-01スーパーコンピュータシステムを運用しております。システムの特徴を掲載いたしますので、システム選択時のご参考になれば幸いです。なお、特定の用途に適しているかは一概に申し上げられませんので、後述のトライアルユース制度などを利用してスパコンを実際に試用していただくことをお勧めいたします。スパコンのより詳細な情報につきましては、下記リンク先の紹介ページを御覧ください。

申込窓口と利用制度

 スパコンの利用申込窓口は、センターです。以下に示す様々な制度を用意しております。その他、スパコンの一部計算資源は、「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点」(通称:JHPCN)と 「ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ」(通称:HPCI)に拠出されており、これらの制度の申込枠でも東大スパコンを利用できます。

学術利用

申込窓口 制度名 費用 利用期間
単位
事前
審査
申請受付
時期
報告義務 報告書
公開
東大情報
基盤センター
お試しアカウント付き
並列プログラミング講習会
無償 1ヵ月 年10回
程度
なし なし
wakabaお試しスパコン利用
(無料体験)
無償 1ヵ月 随時 なし なし
トライアル 有償 1年以下 随時 成果報告書 公開
若手・女性
利用制度
一般 無償 6ヵ月
又は
12ヶ月
年2回
(1,7月頃)
課題報告書
成果報告会
での発表
公開
インターン 6ヵ月 年1回
(6月頃)
一般利用 有償 1年以下 随時 なし なし
大規模HPCチャレンジ 無償 最大24時間 年3回 実績報告書 公開
教育利用 無償 学期単位 随時 なし なし
萌芽共同研究公募課題 無償 1年以下 随時 課題報告書
※2
公開
JHPCN 共同研究課題 無償 1年 年1回
(1月頃)
利用者報告書
・シンポジウム
での発表
公開
HPCI 一般課題
若手人材育成課題
産業利用課題
(実証利用)
無償 1年以下 年1回
(11月頃)
利用者報告書・
成果発表
(論文・特許等)
公開
※1
※1 猶予期間は最大2年です。
※2 共同研究終了後、センター教員等と共同で学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)共同研究課題に申し込むことを必須とします。

企業利用

申込窓口 制度名 費用 利用期間
単位
事前
審査
申請受付
時期
報告義務 報告書
公開
東大情報
基盤センター
お試しアカウント付き
並列プログラミング講習会
無償 1ヵ月 年10回
程度
なし なし
wakabaお試しスパコン利用
(無料体験)
無償 1ヵ月 随時 なし なし
トライアル 有償 1年以下
※2
随時 成果報告書 公開
※3
若手・女性利用制度 無償 6ヵ月
又は
12ヶ月
年2回
(1,7月頃)
課題報告書
成果報告会
での発表
公開
大規模HPCチャレンジ 無償 最大24時間 年3回 実績報告書 公開
企業利用制度 有償 1年以下 年4回 成果報告書 公開
※3
萌芽共同研究公募課題 無償 1年以下 随時 課題報告書
※4
公開
学術機関との共同研究 有償
※1
1年以下 随時 なし なし
JHPCN 企業共同研究課題 無償 1年 年1回
(1月頃)
利用者報告書
・シンポジウム
での発表
公開
HPCI 産業利用課題
(実証利用)
無償 1年以下 年1回
(11月頃)
利用者報告書・
成果発表
(論文・特許等)
公開
※3
※1 学術機関との共同研究では、アカデミック価格が適用されます。
※2 お試しアカウント付き並列プログラミング講習会の受講者が、一名以上いることが申込条件です。
※3 猶予期間は最大2年です。
※4 共同研究終了後、センター教員等と共同で学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)共同研究課題に申し込むことを必須とします。

ご利用方法

 各スパコンについて、様々なご利用方法を用意しております。目的に適した利用方法をお選びください。

  •  通常利用(一般)

  •   大学・公共機関の方を対象に、研究者個人または研究グループ単位で利用できます。
  •  企業利用

  •   応募条件はございますが、社会貢献の一環として企業に対しても演算資源の一部を提供しております。
  •  wakabaお試しスパコン利用(無料体験)

  •   スーパーコンピュータを無償で試用できる制度です。企業の方もご利用いただけます。
  •  トライアル

  •   スーパーコンピュータを通常利用に比べて安価な利用負担金で試用できる制度です(成果報告義務あり)。企業の方もご利用いただけます。
  •  若手・女性利用

  •   40歳以下の若手研究者(学生を含む)及び女性研究者を対象とした、公募型プロジェクトです。採択された課題は申請した計算資源を無料で使用できます。
  •  教育利用

  •   大学院や学部の授業で利用するための演算資源を提供しております。東京大学以外からの利用申込も受け付けております。
  •  大規模 HPC チャレンジ

  •   Wisteria/BDEC-01がもつ最大計算ノードを、最大 24 時間・1 研究グループで専有利用できる公募型プロジェクトです。
  •  萌芽共同研究公募課題

  •   「AI for HPC : Society 5.0 実現へ向けた人口知能・データ科学による計算科学の高度化」として、「S+D+L」融合実現、データ科学、機械学習、人工知能による計算科学の高度化を目指す提案を募集します。
  •  その他公募制度による利用

  •   HPCI資源提供機関および学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点として計算資源を提供しています。

申込にあたって

 センターのスパコンをご利用いただけるのはセンターの利用有資格者に限定されており、利用者は利用規程を遵守する義務がございます。お申込の際には下記の「利用資格」、「利用規程」を必ずご一読ください。その他の資料につきましては、必要に応じてご参照ください。

お試しアカウント付き並列プログラミング講習会

 利用を検討している新規ユーザ(企業の技術者・研究者を含む)も参加可能な、スーパーコンピュータを用いた実習付きのお試しアカウント付き並列プログラミング講習会を定期的に実施しています。講習会を通して、スーパーコンピュータを試用することで利用の見通しをつけていただくことや、並列化方法の習得が可能です。講習会に関連する内容に限定はされますが、一ヶ月間利用可能なアカウントが配布されます。
 並列処理に関する基礎知識を必要としない初級編に始まり、数値計算の応用レベルの並列化まで、受講者の習得レベルに応じた講習会を開催しております。講習会は無料で参加可能ですのでご活用ください。詳細につきましては下記リンク先を御覧ください。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス