東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

ご利用全般に関するFAQ

概要

センターでは、どんなコンピュータが使えますか。
センターでは、以下のスーパーコンピュータシステムによる大規模計算サービスを行っています。詳細は「スーパーコンピュータシステムの紹介」をご覧ください。

Wisteria/BDEC-01 スーパーコンピュータシステム
(「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム)
Fujitsu PRIMEHPC FX1000 (OS: RedHat Enterprise Linux)
Fujitsu PRIMERGY GX2570 (OS: RedHat Enterprise Linux)

システムの情報等の詳細については、スーパーコンピュータシステムの Web ページをご覧ください。

利用申込の前に、スーパーコンピュータシステムのお試し利用はできますか。
東京大学情報基盤センターには、スーパーコンピュータを初めてご利用される方に無料でお試しいただける「お試しスパコン利用」、通常利用や企業利用などより安価でご利用いただける、「トライアル」のサービスがございます。これらから、スーパーコンピュータシステムの本格的なご利用までの見通しをつけていただいた上で、通常利用の申込みをご検討ください。
なお、トライアルユースは、利用者及び利用申込コースによってご利用の流れが異なります。詳しくは、ご利用の流れをご覧ください。
トライアルユースご利用の流れ

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利用申込

スーパーコンピュータシステムを利用するための利用目的、資格等に制限がありますか。
スーパーコンピュータシステムの利用目的は、『学術研究、教育及び社会貢献に供すること』としており、大学の教員・学生、研究者などが利用することができます。詳細は「利用資格」をご覧ください。
利用者に企業所属者を含めることは可能でしょうか。その場合、大学・公共機関等の利用負担金区分が適用されるのでしょうか。
利用申込の際に、以下の書類のいずれかをご提出いただくことで、企業の方をグループコースの利用者に含めることは可能です。
・グループ内の利用者の所属機関(学術機関に限る)との「共同研究契約書の写し」
「請負契約書の写し」と「適切に監督を行うことを記した誓約書(様式任意)」

上記の申込内容に問題が無く、利用が承認された場合は、大学・公共機関等の利用負担金区分が適用されます。
外国人がスーパーコンピュータを利用する際に注意すべき事項はありますか。
外国人研究者、留学生などの方がスーパーコンピュータを利用する場合には経済産業大臣の許可が必要な場合があります。詳細は「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」をご覧ください。
利用申込を行いたいのですが、どうしたらよいでしょうか。また、問い合わせ先はどこでしょうか
利用申込は、利用申込書に必要事項を記入し、東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チームに提出してください。申込書提出先、問い合わせ先などの詳細は「利用申込」をご覧ください。
継続利用申込を行いたいのですが、予算の確定が申請期限より後になるので、申込みが間に合いません。どうしたらよいでしょうか。
予算が見込める場合は、申請期限までに継続利用をお申込ください。申込者の方へ計算資源の分配を行う都合上、期限を過ぎますと申込をお受けできない場合があります。やむをえず申込を取り下げる場合は、早急にご連絡ください。
継続利用申込を行いたいのですが、現在登録している利用者や申請資源を変更するには、どのような手続きが必要ですか。
1月下旬頃、代表者様宛に現在の登録内容を記載した「継続手続きの案内」を送付いたします。翌年度も継続利用される場合は、案内に従い、利用申込期限までに手続きを行ってください。
なお、申込状況により利用のお断りもしくは希望セット数どおりの提供ができない場合がありますのでご了承ください。
また、提供セット数の決定にあたっては、現在の利用実績、研究成果登録状況等を参考にさせていただく場合がありますことを申し添えます。
継続利用申込の手続きを忘れていました。どうしたらよいでしょうか。
継続利用申込の期限を過ぎた場合は、新規利用申込をして頂くことになります。なお、ご使用になられていたファイルは削除されます。新規でお申込の場合でも、以前のファイルをコピーすることはできませんので、ご注意ください。
利用申込をしてからどのくらいで利用が認められますか。
利用が認められた場合は、受付後 1 週間程度で「利用登録のお知らせ」を送付いたします。申込後 2 週間以上経っても「利用登録のお知らせ」が送付されない場合や、「利用登録のお知らせ」の記載内容に誤りがあった場合は研究支援チーム(受付のメールアドレス)までご連絡ください。
なお、次年度の4月から利用が承認された場合の「利用登録のお知らせ」の発送時期は、例年3月下旬となります。
利用負担金について教えてください。
利用負担金については「利用申込・利用負担金」のページをご覧ください。
スーパーコンピュータシステムを利用するに当たり、利用負担金の見積書を発行してほしいのですが。
見積書については発行しておりませんが、本センターのスーパーコンピューターシステム利用規程の別表に具体的な利用負担金の金額の記載がありますので、ご確認ください。
利用負担金の請求書を合算や分割して発行して欲しいのですが。
請求書の合算や分割のご指定はお受けしておりません。 ただし、利用負担金は利用開始月や変更年月に応じて一括して請求しておりますので、 プロジェクトコード、利用負担金請求月、支払責任者、のいずれも同一である申込は、請求書は1枚(内訳は申込件数分表示)となります。 合算を希望される場合はこれらの条件を満たすように申請いただき、分割を希望される方は利用負担金請求月などが別になるように申請ください。
利用負担金の請求月を変更したいのですが、変更方法等を教えてください。
利用負担金はスーパーコンピュータの利用開始月に応じて「11月」、「12月」、「2月」、「3月」に一括して請求を行います。他の請求月を希望する場合は利用申込書の提出前に、東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム(受付のメールアドレス)までご相談ください。
利用開始月 4月~ 9月 10月~12月 1月~ 3月
負担金請求月 12月 2月 3月
※なお、前年度内に事前申込をいただいた分については,利用開始月に関わらず,11月の請求となります。
通常利用(一般)における「最小セット」とはどのような制度ですか。「基本セット」ではなく「最小セット」を選択した場合、何か不利になる点はあるでしょうか。
「基本セット」では利用期間を一ヶ月単位で設定いただき、利用期間・セット数に応じたトークン・ディスク容量が付与されます。一方、「最小セット」では利用期間は当該年度末までとなり、720トークン(1ノード×30日相当)が付与されます。ディスク容量やジョブの投入数・実行数の制限は「基本セット」 1セットと同等です。利用する計算資源量は少ないもののデータ・アカウントは年度中保持したいという方に適しております。多くの計算資源を必要とする場合はセット数に応じてディスク容量やジョブの投入数・実行数が追加される「基本セット」をお勧めいたします。「最小セット」でもトークン・ディスク容量を追加購入することは可能です。
利用期間終了後、アカウントやデータはいつ削除されるのでしょうか。利用期間終了前に連絡があるのでしょうか。
利用期間終了後の翌営業日に利用期間が終了したプロジェクトに関連するデータは削除されます(利用期間が年度末までの場合も同様)。必要なデータは利用期間中に必ずバックアップを取得してください。データ削除後の復旧はお受けいたしかねます。同一のスーパーコンピュータで複数のプロジェクトに所属し、有効な利用期間があるプロジェクトがある場合はプロジェクトのデータ削除後もアカウントを引き続きご利用いただけます。上記に該当しない場合はアカウントについても利用期間終了後の翌営業日に削除いたします。
なお、当センターから利用期間終了前に削除に関してのご連絡はいたしません。利用期間は「利用登録のお知らせ」等に記載されておりますので利用者様自身でご確認いただき、利用期間内に必要なデータのバックアップを取得してください。プロジェクトの代表者様、連絡責任者様はデータのバックアップ取得についてメンバーに適宜周知いただきますようお願いいたします。
申込セット数を減らしたいのですが、どのような手続きが必要でしょうか。
申込セット数・追加トークン・追加ディスク容量の削減や利用期間の短縮など、負担金額が減額となる変更はお申込いただけません。ただし、通常利用かつ利用期間が7か月以上の場合のみ、9月頃に申込内容の最終確認をご案内いたしますので、その際であれば減額となる変更も可能です。
利用期間を延長したいのですが、どのような手続きが必要でしょうか。
利用期間終了日の5営業日前まで受付のメールアドレス にご連絡ください。有償での利用期間延長手続きをご案内いたします。期限内の連絡がない場合は、利用期間の延長はお受けいたしかねます。

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スーパーコンピュータの接続

スーパーコンピュータに telnet で接続できません。ファイル転送をしたいが、ftp で接続できません。
セキュリティ向上のため、telnet, ftp での接続を禁止しています。システムへの接続には、ssh や scp を利用してください。
スーパーコンピュータの IP address を教えてください。
スーパーコンピュータの IP address は公開しておりませんので、ofp.jcahpc.jp といった DNS(Domain Name System)によるホスト名を用いてアクセスするようにしてください。現在、DNS によるアクセスができずに直接 IP address を指定している方は、担当のネットワーク管理者と御相談の上、DNS を参照してホスト名でアクセスできるよう環境を整えるようにしてください。
鍵で何を認証するのですか。
秘密鍵の持ち主です。
鍵認証方式の意図は何ですか。
セキュリティと利便性を考慮しました。
SSH で接続しようとすると、以下のメッセージが出力されます。
ssh ofp.jcahpc.jp -l [ユーザID]
Permission denied (publickey). 

以下の場合が考えられます。

1. サービス休止 (システム停止) 中の場合があります。本センター TOP Page、または運用スケジュールを確認してください。

2. 公開鍵がうまく登録されていない可能性があります。お手数ですが以下に記載のシステム利用相談・質問受付ページよりお問い合わせください。

3. システムに障害が発生している可能性があります。本センター TOP Page などにシステム障害情報等が記載されていないかご確認ください。また、お手数ですが以下に記載のプログラム相談受付のページよりお問い合わせください。

システム利用相談・質問受付のページ

公開鍵を登録する際に以下のメッセージが出力されます。どうすればよいでしょうか。
不正な鍵です。公開鍵が正しく copy & paste されていることを確認してください。
登録しようとしている鍵が正しく設定されていない場合が考えられます。


1. 公開鍵の中に不正な文字列(半角スペース)が含まれている。
2. 公開鍵がすべてコピーされずに、中途半端な状態でペーストされている。


なお、Macintoshのターミナル上で、less を使用して文字列(公開鍵)を表示させ、コピー & ペーストすると、SSH 公開鍵では使用されない半角スペースが存在するという問題が発生することがあります。したがって、以下のようにターミナル上で cat で出力した文字列(公開鍵)をコピー & ペーストして、再度、公開鍵登録作業をしてみてください。

% cat ~/.ssh/id_rsa.pub
SSH の公開鍵を 2 つ以上登録できますか。
各スーパーコンピュータシステムの鍵登録システムは 2 つ以上の登録が可能です。
ログインノードの利用に制限はありますか。
並列プログラムの実行はできません。また、計算および重いデバッグはおやめください。
利用支援ポータルのパスワードを忘れました。
利用支援ポータルトップページ内の「パスワード初期化」よりパスワードを再設定してください。

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サービス時間等

計算機サービスを行っている時間を教えてください。
原則 24 時間サービスを行っています。ただし、月末処理の間はサービスを停止します。月末処理日は原則として最終金曜日に行いますが、当該日が休日の場合はその前日となります。運用スケジュールについては、login 時のメッセージ、スーパーコンピューティングニュース、「運用スケジュール」をご覧ください。
なお、平日 17:00 以降及び休日(土・日・休日)は無人運転のため、システム障害等でサービスが停止した場合、障害の復旧や広報、連絡等が行き届かないことがございますので、予めご了承くださるようお願いいたします。
年間の運用スケジュールについて教えてください。
年間運用スケジュール(予定)はこちらを参照してください。緊急にシステムを停止する等の場合は、本 Web サイト の TOP ページ のお知らせ や login 時のメッセージ等に最新の情報をお知らせいたしますので、参照してください。

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マニュアル

コンパイラ等のマニュアルを閲覧したいのですが。
言語・ライブラリのマニュアルについては、利用支援ポータル、または、それぞれの利用者専用ページで参照することができます。

Wisteria/BDEC-01 スーパーコンピュータシステム利用支援ポータル

製本されたマニュアルを閲覧することはできますか。
できません。前述の Web ページよりご参照ください。
過去のスーパーコンピューティングニュースやセンターニュースを見たいのですが。
スーパーコンピューティングニュースについては Web ページに掲載しています。冊子の閲覧及び入手については、受付(受付のメールアドレス)までご連絡ください。(在庫に限りがあります。在庫切れの際はご容赦願います。)

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利用者サポート

プログラム相談等、スーパーコンピュータシステムの利用に関する相談をしたいのですがどうすればよいでしょうか。
本センターではスーパーコンピュータシステムの利用に関する質問をメールまたはWebページで受け付けています。質問の種別によって異なるメールアドレスを用意しています。詳細は「問い合わせ」をご覧ください。
プログラムのインストール作業をセンターにお願いしたいのですが。
本センターではプログラムのインストールやそのために必要な作業(例:makefile の書き換え)等、利用者の方に行っていだたく作業の代行はしておりませんのでご了解ください。

研究成果登録について

研究成果登録を行いたいのですが、どの様に登録すればよいでしょうか。
本センター Web Page( https://regist.cc.u-tokyo.ac.jp/ar/ )から研究成果登録を行えます。
成果報告記事は英文で執筆しても大丈夫でしょうか。
英文でも差し支えありません。
英語論文等にセンターのスーパーコンピュータを利用したとの記載したいのですが、英文表記例はありますか。
英語論文等で研究成果報告する場合には、以下の様な文面で、本センターのスーパーコンピュータシステムを利用した旨を、ご記載頂いています。

通常利用の場合の英文例(Wisteria/BDEC-01 スーパーコンピュータシステムを利用)
This research was conducted using the FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000 and FUJITSU Server PRIMERGY GX2570 (Wisteria/BDEC-01) at the Information Technology Center, The University of Tokyo.
「大規模 HPC チャレンジ」制度をご利用した場合の英文例
本制度の英語名
"Large-scale HPC Challenge" Project, Information Technology Center, The University of Tokyo.
謝辞の英文例(Wisteria/BDEC-01 スーパーコンピュータシステムを利用)
Computational resource of Fujitsu PRIMEHPC FX1000 and FUJITSU PRIMERGY GX2570 (Wisteria/BDEC-01) was awarded by "Large-scale HPC Challenge" Project, Information Technology Center, The University of Tokyo.
「若手・女性利用」制度をご利用した場合の英文例
本制度の英語名
Initiative on Promotion of Supercomputing for Young or Women Researchers, Supercomputing Division, Information Technology Center, The University of Tokyo.
謝辞の英文例
This research is partially supported by Initiative on Promotion of Supercomputing for Young or Women Researchers,Supercomputing Division, Information Technology Center, The University of Tokyo.

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