東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

若手・女性利用 応募詳細

応募資格

課題責任者は下記 1 ~ 3 の条件を満たす必要があります。
  1. 日本の大学もしくは公共機関に所属する教職員、研究員、学生(学部学生・大学院生)であること、または日本の民間企業に所属する研究者であること。ただし、応募について学生は指導教員の承認を得られること。また、企業に所属する研究者は上長の承認を得られること。
  2. 若手研究者(2024年4月1日時点において40歳以下)、女性研究者(年齢は問わない)または学生(年齢は問わない)であること。
  3. 研究課題の開始時点で「外国為替及び外国貿易法」における居住者であること。
  4. インターン制度では、上記1~3に加えて、課題責任者は、以下4の条件を満たす必要があります。

  5. 学部学生・大学院生(修士、博士)のいずれかであること。

応募条件

  1. 研究課題は、学術研究を目的にするもの、大規模高性能計算分野やデータ科学・データ利活用分野の発展に寄与するものに限ります。
  2. 一名で行う研究課題とします。
  3. 本制度での研究期間が重複していない応募に限ります。(例えば、一般(前期)(利用期間12ヵ月)課題として採択された方は、インターンおよび一般(後期)の公募には応募することができません。)
  4. 一般枠では、上記1、2、3に加えて、課題責任者に下記4を期待します。

  5. 課題終了後に、得られた成果やフィードバックをもとに、「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)」の公募型共同研究等へと進展させていただくことを期待します。

利用可能な計算機資源および資源量

 以下に示す計算機資源と資源量を利用することができます。それぞれに相当する利用負担金(追加ディスクの利用負担金を含む)をセンターが負担します。採択者はこれらを無料で利用することができます。
 Wisteria/BDEC-01 Odyssey 、Wisteria/BDEC-01 Aquariusでは、「利用可能な上限トークン量」まで利用することができます。最大利用可能なトークンは利用期間で変わりますので、ご注意ください。これらのシステムについては必要に応じてディスク容量を追加することができます。
 これらのうち、Wisteria/BDEC-01 Odysseyは、1ノード単位で利用することが可能です。以下の表では1ノードあたりのトークン消費係数が示されており、 1ノードあたりのトークン消費係数αのシステムにおいて、Xノードを利用してT時間の計算をするために必要となるトークン量は X*T*αトークンです。
 Wisteria/BDEC-01 Aquariusは、1GPU単位で利用することが可能です。以下の表では1GPUあたりのトークン消費係数が示されており、1GPUあたりのトークン消費係数αのシステムにおいて、X台のGPUを利用してT時間の計算をするために必要となるトークン量は X*T*αトークンです。1ノードを利用する場合は、1ノードに搭載された全てのGPUを使用するのに必要となるトークンが必要です。
 mdxではディスク容量などの資源を追加することはできます。

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Wisteria/BDEC-01 システム

 ▼ Wisteria/BDEC-01 Odyssey システム詳細

 ▼ Wisteria/BDEC-01 Aquarius システム詳細

mdx システム

 ▼ mdx システム詳細

課題審査

  1. センターの教員による書類審査によって採択課題を決定します。
  2. 年間で数十件の優れた研究提案課題を採択する予定です。
  3. 一般枠に応募され採択された課題のうち、特に優れた課題で「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)」の萌芽型共同研究課題の条件を満たすものについては、本センターより同拠点萌芽型共同研究課題として推薦する予定です。

採択基準

  1. 本制度が提供する計算機システムを利用することで、学術的にインパクトがある成果を創出できると期待される提案を積極的に採択します。
  2. スーパーコンピュータの利用環境の改善に寄与すると期待されるソフトウェア開発に関する提案も歓迎します。
  3. 現状の環境にとどまらず、将来の先端的なスーパーコンピュータ環境を目指した提案は特に歓迎します。
  4. 特に、mdxについては、理工系・人文系にまたがる多様なデータの収集・整備、研究コミュニティにおけるデータの共有やプラットフォームの整備、そして機械学習等の先端的なデータサイエンス手法を用いたデータ解析など、多様なデータ科学・データ利活用研究を歓迎します。

その他

インターン制度採択課題について、センターの教員が技術的・学術的補佐を行う共同研究者として参加し、各採択課題の支援を行います。

応募方法

  1. Webページにて申込番号を発行してください。
    1. 以下のURLにアクセスのうえ発行フォームに入力してください。
      ※「若手・女性利用者推薦」申込番号発行ページ
      https://regist.cc.u-tokyo.ac.jp/webform/wakate/issue_form.php
    2. 入力が完了したら、「発行する(確認画面へ)」ボタンをクリックして作成してください。
    3. 発行フォームに入力いただいたメールアドレスに申込番号を記載したメールをお送りします。
      ※申込の際に、メール本文に記載されている申込番号を入力する必要がありますので、控えておいてください。
  2. 続いて、申込書Bを作成してください。
    1. 以下に掲載の申込書B(Word形式)をダウンロードしてください。
    2. 申込書Bを作成のうえ、PDF形式に変換して保存してください。
      (申込書Bには、利用目的や利用計画等を記入いただきます。)
  3. Webページより申込を行ってください。
    1. 以下のURLにアクセスのうえ申込フォームに入力してください。
      ※「若手・女性利用者推薦」申込ページ
      https://regist.cc.u-tokyo.ac.jp/webform/wakate/application_form.php
      (申込フォームには、課題責任者情報や研究課題概要等を記入いただきます。)
    2. 合わせて、申込フォームで申込書B(PDF形式)を提出してください。
    3. 申込を受理した旨の自動応答メールが届きます。
      ※申込フォームでアップロードされた申込書Bの内容に加え、フォームで入力された内容が申込書A
      として自動応答メールに添付(PDF形式)されます。(添付される申込書Aの例)

※スーパーコンピュータシステムなどの利用にあたり、学生の場合は指導教員、企業に所属する方の場合は上長の承認がそれぞれ必要となります。課題申込後、申込手続き時に指定した指導教員または所属上長の方に申込の確認依頼メールをお送りします。指導教員または所属上長の方の確認が得られましたら、課題申込完了となります。

2024年度 募集要項・申込書

募集要項 申込書B
PDF Word

成果報告

  1. 課題報告書を課題終了後1ヶ月以内に提出していただきます。
  2. センターが発刊するスーパーコンピューティングニュースに、成果に関する記事(A4サイズ6~8ページ程度を予定)を執筆していただきます。原稿締め切りは、課題終了の約3ヶ月後を予定しています。なお、原稿の提出については、論文投稿の理由により課題終了後2年まで延期することが可能です。
  3. 課題終了後、ユーザ間、ユーザ・センター間の交流を兼ねた報告会にて、発表をしていただきます。2023年度採択課題の成果報告会は2024年6月を予定しています。なお、原則、1課題につき1名分の会場までの旅費については本学規程に基づき支給いたします。
  4. 本制度による研究成果を学術論文誌等において発表する場合は、東京大学情報基盤センター若手・女性利用者推薦により利用したことを明記するとともに、成果リストを研究支援チーム宛に提出してください。
  5. 学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)の萌芽型共同研究課題として採択された場合、例年7月に開催される「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点シンポジウム」において、課題の採択時期に応じて研究内容紹介または研究成果報告のポスター発表を行っていただくことが可能です(その場合の旅費は支給いたします)。
  6. センター主催・共催のセミナー、ワークショップ等でご発表いただく場合があります。

課題報告書

2023年度
Word

論文等で研究成果を報告する場合の英文表記について

本制度を用いて英語論文等を出版される場合は、以下の例文の記載をお願いします。

本制度の英語名

Initiative on Promotion of Supercomputing for Young or Women Researchers, Information Technology Center, The University of Tokyo.

謝辞の英文例

This research is partially supported by Initiative on Promotion of Supercomputing for Young or Women Researchers, Information Technology Center, The University of Tokyo.

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム

E-mail:公募のメールアドレス
(Subjectに [若手・女性] と記載してください。)