東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

トライアル FAQ

ご利用に関して

トライアルについて教えてください。

東京大学情報基盤センター(以下、センター)では、平成17年度より平成22年度まで社会貢献の一環として、文部科学省の委託事業・補助金事業の支援を受け、大学で開発された応用ソフトウェアとスーパーコンピューターの民間企業への提供を実施してきました。事業では文部科学省の支援により、民間企業は実質無償試用可能な課題設定が存在していました。その制度の終了に合わせ平成23年度より有償トライアルユース制度を開始いたしました。 令和3年からは、Wisteria/BDEC-01 も加わり、トライアル制度としてサービスを提供しています。

トライアル制度は、対象を民間企業に特定せず大学・研究機関の方もご利用いただけます。スーパーコンピューターを試用することにより、見通しをつけていただき、一般利用への移行も可能となっております。さらなる計算機利用に進むことが望まれます。
詳細は、「トライアル」のページをご覧ください。

トライアルを利用するにあたっての条件はありますか。
東京大学情報基盤センタースーパーコンピューターシステム利用規程に定められた利用資格をもった方ならどなたでもご利用可能です。

ただし、企業に所属する方については利用するコースによっていくつかの条件があります。

詳細は「企業利用」の企業利用(トライアル)制度についてをご覧ください。
利用負担金額について教えてください。
「トライアル」の各システム利用負担金表をご覧ください。
利用負担金の請求はどの様になるのでしょうか。いつ請求されますか。
利用負担金はスーパーコンピューターの利用開始月に応じて「11月」、「12月」、「3月」に請求を行います。他の月に請求を希望する場合は、受付(受付のメールアドレス)までご連絡ください。
利用開始月 4月~ 9月 10月~12月 1月~ 3月
負担金請求月 12月 2月 3月(月末)
※なお、前年度内に事前申込をいただいた分については,利用開始月に関わらず,11月の請求となります。
トライアルの申込方法について教えてください。また、問い合わせ先はどこでしょうか。
申込方法及び利用申込書は、「トライアル」の利用申込に掲載していますので、ご覧ください。
申込の際には以下についてご注意ください。
問い合わせは、受付(受付のメールアドレス)までご連絡ください。
  • 申込みは、1回のみとしますが、企業に所属する方については、同一企業内の1部署あたり1回のみとします。同一システムに対する複数回の申込はできません。
利用申込はいつ行ったらよいですか。
申込は随時受け付けております。
企業利用(トライアル)の場合は、年4回委員会を開催して利用審査を行っております。なお、提供可能な資源に限りがあるため、状況によっては募集を終了する場合があります。詳細は、「企業利用」の審査スケジュールをご覧ください。
トライアルが利用できるまでの流れを教えてください。
利用者及び利用申込コースによって異なりますので、「ご利用の流れ」をご覧ください。
利用申込をしてからどのくらいで利用が認められますか。
通常利用(トライアル)で利用の場合、受付後 1 週間程度で「利用登録のお知らせ」を送付いたします。申込後 2 週間以上経っても「利用登録のお知らせ」が届かない場合や、「利用登録のお知らせ」の記載内容に誤りがあった場合は、受付(受付のメールアドレス)までご連絡ください。企業利用(トライアル)で利用の場合は、利用資格者審査委員会の審査後になりますので、申込時期の考慮をお願いします。
トライアルが利用できる期間について教えてください。
ご利用いただける期間は年度のサービス最終日までです。申込み時に、1ヶ月単位で必要な資源量(付与トークン)を設定できます。
ジョブの最大投入数、最大同時実行本数について教えてください。
対象のシステム により異なりますので、下記の表でご確認ください。

◆Wisteria-O システム
ユーザ単位 グループ単位
最大同時実行本数 制限なし 申込セット数が 2セットまでの場合は 4本
4セットまでの場合は 8本
8セットまでの場合は 16本
以降8セット単位で2本づつ追加される
最大投入数 制限なし 最大同時実行本数 × 8
最大ノード数
(ジョブ単位)
2304
◆Wisteria-A システム
ユーザ単位 グループ単位
最大同時実行本数 制限なし 申込セット数が 12セットまでの場合は 2本
24セットまでの場合は 4本
以降12セット単位で1本づつ追加し、上限は10とする
最大投入数 制限なし 最大同時実行本数 × 2
最大GPU数
(ジョブ単位)
64
ディスク容量の追加はできますか。
ディスク容量の追加は原則できません。やむを得ず追加が必要な場合は、追加を必要とする理由を具体的かつ、詳細に記述し、受付(受付のメールアドレス)までご連絡ください。審議の上、認められた場合のみ、追加が可能です。
トークンの追加はできますか。
申込時の付与トークンも含め、12ヶ月分まで追加できます。
トークン追加と負担金の計算方法について
追加単位* ( 申込時の1ヶ月付与トークン ) × ( 口数 )
負担金の計算式 ( 追加したいトークン量 ) ÷ ( 720 ) × ( トークン追加利用負担金 )
なお、トークンの詳細については、トークンに関する説明やFAQを掲載している「トークンについて」のページをご覧ください。
トライアルの利用期間が過ぎても利用したい場合はどうすればよいでしょうか。
通常利用(トライアル)については、通常利用(一般)へ移行することが可能です。1月頃に送付する継続申込書に従って手続きを行ってください。また、企業利用(トライアル)については企業利用(一般)の申込手続きを行ってください。
詳細は、以下をご覧ください。
トライアルの利用期間が過ぎた場合、ファイルのバックアップ等はありますか。
利用期間終了と同時にファイルは消去されるとお考えください。利用期間が終了する前に、重要なファイル、必要なファイルは利用者様のお手元にバックアップを取ってください。ただし通常利用(一般)、企業利用(一般)へ移行した場合は、ファイルはそのまま引き継がれます。

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企業の方のご利用について

試用アカウント配布型講習会(お試しアカウント付き並列プログラミング講習会)には、MPI基礎、MPI上級、ライブラリ利用などが開催されていますが、どの講習会を受講したらよいですか。
短期間の試用で企業利用(一般)への見通しをつけるためには、並列化の基礎を習得されていることが重要なので、そのような観点から、まずMPI基礎講習会の受講をお勧めいたします。講義・実習内容は、MPIによる基礎的な並列プログラミングとなります。なお、企業の方がトライアル制度で申し込む際には、必ず1名以上いずれかの講習会を受講してください。
2年前にお試しアカウント付き講習会を受講しました。トライアルに申込むことはできますか。
トライアルに申込むことはできます。
現在A社に勤務しています。大学院生時代に、東大情報基盤センターのスパコンを利用していました。この場合でも、講習会を受講する必要がありますか。
企業の方が企業利用(トライアル)を利用する際に、試用アカウント配布型講習会(お試しアカウント付き並列プログラミング講習会)の受講を義務付けているのは、システム利用の習熟以外に利用資格の審査を省略するための個人の所属確認・本人確認等を兼ねているためです。よって必ず講習会を受講してください。
企業に所属する方が企業利用(トライアル)に申し込みをする時にも、利用メンバー全員について講習会の受講は必要ですか?
利用を希望される方のうち、少なくとも1名は申し込むシステムの講習会の受講経験が必要です。
現在D社X事業部に勤務しています。弊社E工場では以前に企業利用(トライアル)を利用させていただいております。X事業部では、企業利用(トライアル)を利用できますか。
同一法人内の異なる部署ですので、ご利用いただけます。
F社のG開発部で、企業利用(トライアル)を利用しました。社内組織の改編によりG開発部はH事業部に吸収されました。H事業部として企業利用(トライアル)を利用できますか。
事業部が異なるため、企業利用(トライアル)をご利用いただけます。
現在C社に勤務しています。C社に入社前、B社在籍中に企業利用(トライアル)を利用しました。所属が変わったので、あらたに企業利用(トライアル)を利用できますか。
C社の所属部署が企業利用(トライアル)を利用したことがなければ、審査を受け認められた場合にご利用可能です。

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