企業利用
東京大学情報基盤センターでは、社会貢献の一環として、企業に対して、有償でWisteria/BDEC-01 の一部(全資源の10%以内)を提供しています。
本制度では、単なる企業の計算需要の肩代りを行うのではなく、大規模高性能並列計算を必要とする企業や今まで計算シミュレーションによるもの作りを行ってきていない企業に対して支援を行っていきます。
大規模高性能並列計算分野では、以下の2つの利用方法があります。
- (1)1ノードで実行できるようなジョブを大量に実行する利用方法(Capacity)
- (2)並列計算機上で一つの大規模並列ジョブを実行する利用方法(Capability)
本制度では、(2)の利用方法を主眼とした利用を想定しています。詳しくは、東京大学情報基盤センタースーパーコンピューター企業利用審査要項をご覧下さい。
企業利用制度の展開イメージ
東京大学情報基盤センターでは、企業利用(トライアル)、企業利用(一般)、および、センター教員との共同研究について、以下のような展開を計画しています。

センター教員との共同研究は、年間数件程度を予定しており、共同研究契約を結んでいただくことにより、スーパーコンピューターシステムをご利用いただけます。
また、センター教員に限らず大学・公共機関等と共同研究を実施している場合には、共同研究目的の範囲内の利用であれば、企業の方もスーパーコンピューター利用資格者審査委員会による審査を経ずにスーパーコンピューターシステムをご利用になれます。共同研究実施の証明としては、共同研究契約書の写しを提出して頂きます。また、利用申込書の利用者グループ欄に、スーパーコンピューターシステムを利用される企業の方が明示的に含まれている必要があります。
共同研究によるスーパーコンピューターシステムの利用については、大学・公共機関等の区分の利用負担金となり、通常の利用申込と同様に計算リソースに余裕がある限り随時受付を行っています。
東大スパコンへの道
東京大学情報基盤センターでは、企業にもスーパーコンピュータをご利用いただけるよう、様々な制度を用意しております。その他にも、一部の計算資源は、「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点」(通称:JHPCN)と「ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ」(通称:HPCI)に拠出されており、これらの制度の企業申込枠でも当センターのスーパーコンピュータをご利用いただけます。

参考
共同研究・受託研究の開始(東京大学 産学連携本部)スーパーコンピューター企業利用
2023年度 第1回公募(一般)(トライアル)
公募開始 | 1月20日(金) |
公募締切 | 2月16日(木)【受付終了】 |
審査委員会 | 3月 1日(水)予定 |
利用開始 | 4月 1日(土) |
中間報告会 | 10月頃 |
2023年度 第2回公募(トライアルのみ)
公募開始 | 2月17日 (金)受付分~ |
公募締切 | 5月18日(木)【受付終了】 |
審査委員会 | 6月上旬 |
利用開始 | 7月 1日(土) |
中間報告会 | 10月頃 |
2023年度 第3回公募(一般)(トライアル)
公募開始 | 5月19日(金)受付分~ |
公募締切 | 8月17日(木)【受付終了】 |
審査委員会 | 9月上旬 |
利用開始 | 10月 1日(日) |
中間報告会 | 2024年1月頃 |
2023年度 第4回公募(トライアルのみ)
公募開始 | 8月18日(金)受付分~ |
公募締切 | 11月16日(木)【受付終了】 |
審査委員会 | 12月上旬 |
利用開始 | 2024年 1月 1日(月) |
中間報告会 | 2024年 1月頃 |
※ 審査委員会の席上で、応募課題に関するヒアリングを行う予定です。企業利用(一般)のヒアリングは年2回、企業利用(トライアル)のヒアリングは、年4回です。詳しい時間は応募締切後に連絡いたします。
説明会
企業利用(一般)(トライアル)のご利用を検討されている場合は、説明会をお申込ください。
次回開催は、2023年 1月19日(木)です。
詳細が決まりましたら、お知らせいたします。
応募詳細
企業利用への応募詳細につきましてはこちらを御覧ください。
成果報告
企業利用(一般)及び企業利用(トライアル)は「成果公開」制度です。利用期間終了後1ヶ月以内に利用成果報告書を提出していただきます。ただし利用企業からの申し出により、利用成果報告書の公開についてのみ最大で2年間延期が可能です。提出先は「申込書等提出先・問い合わせ先」をご参照ください。
過去の成果報告につきましてはこちらを御覧ください。
利用成果報告書 |
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Word |
申込書等提出先・問い合わせ先
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail: