東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

「東大情報基盤センターのスーパーコンピュータ」利用制度説明会
「計算+データ+学習」融合へ向けて

概要

東京大学情報基盤センター(本センター)のスーパーコンピュータは様々な制度の元で利用することができます。本センターでは,利用者の皆様からは,電気代に相当する負担金を頂いておりますが,様々な公募制度を利用することにより,お得な使い方も可能です。本説明会は,下記に示すような制度についてご説明します。特にこれから課題募集が始まる2025年度開始の公募課題(若手・女性利用,AI for HPC,企業利用)について詳しく紹介します。

また,2025年1月14日から運用を開始するMiyabi(最先端共同 HPC 基盤施設スーパーコンピュータシステム)についてもご説明いたします。Miyabiは,米国NVIDIA社による超高速CPU-GPU専用リンクNVLink-C2Cで接続したGH200 Grace-Hopper Superchipを搭載した計算ノード1,120ノード(Miyabi-G)と,米国Intel社によるXeon Max 9480を2基搭載した計算ノード190ノード(Miyabi-C)をInfiniBand NDR200で結合した,倍精度演算性能80.1 PFLOPSを有する超並列クラスタ型スーパーコンピュータであり,GH200を搭載した国内初の汎用大規模システムです。来年度も運用継続する,Wisteria/BDEC-01(「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム,2021年5月運用開始),Ipomoea-01(大規模共通ストレージシステム第1世代, 2022年6月運用開始)の説明も利用事例を交えて実施します。スーパーコンピューティングは従来の計算科学・計算工学シミュレーションからデータ科学,機械学習・AIなどのより広範囲の分野をカバーするようになり,「計算+データ+学習」融合による新しい問題解決手法が注目されています。Wisteria/BDEC-01は大規模シミュレーションに重点を置きつつも,「計算+データ+学習」融合を目指したシステムです。Ipomoea-01は,スーパーコンピュータシステムの処理能力向上に伴うデータ量の増加やストレージがシステムごとに独立していることによる利用者への負担を考慮して導入された,本学情報基盤センターが運用に携わる各スーパーコンピュータシステムからアクセスできる大規模ストレージです。
本利用制度説明会では,従来の利用分野とともに「計算+データ+学習」融合を考えておられる研究者,技術者の皆様に,本センターとしていかにお役に立てるか,情報をご提供できる機会になればと考えております。

本センターのスパコン利用者の皆様はもちろん,利用者でない方も是非奮ってご参加ください。
また,終了後は希望者に個別相談も予定しておりますので,是非この機会をご利用ください。

開催日時

2025年1月30日(木)09:30-12:00
Zoomによるオンライン開催

参加を希望される方は、下記の参加申込フォームより事前登録をお願いします。

申込フォーム

参加費:無料

参加を希望される場合は必ず説明会開催日の前日12:00までに参加申込をお願いします。
※ご登録いただいたメールアドレス宛に当日の接続情報等を送付します。
※接続情報等については説明会開催日の1週間前頃からの送付を予定しております。

 【参加申込の受付は終了いたしました】

プログラム

1月30日(木)

09:30 - 10:50 説明
10:50 - 11:00 質疑
11:00 - 12:00 個別相談(希望者のみ)

当日資料

  • 「東大情報基盤センターのスーパーコンピュータ」利用制度説明会(2025/1/31 改訂版)
  • 利用制度説明会 録画映像

    お問い合わせ先

    東京大学 情報基盤センター
    E-mail:受付のメールアドレス