第111回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「第1回 ディープラーニング分散学習ハッカソン」
共催:東京大学情報基盤センター、株式会社Preferred Networks、TensorFlow User Group、エヌビディア合同会社、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)
開催趣旨
本ハッカソンでは、すでに単一GPUあるいは単一ノードにおいて複数GPUを用いたディープラーニングを実践されている方またはチーム(3人まで)を対象に、情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピュータReedbush(Reedbush-H)を活用した分散学習の実践を行います。参加費は無料です。
ハッカソンは参加者がディープラーニングのモデルおよびデータセットを持ち込み、マルチGPU,マルチノードでの分散学習を実践する形で進行します。情報基盤センター教員に加えて、Chainer、TensorFlowのスペシャリスト、及びエヌビディアのエンジニアがチューターとして参加し、お手持ちのモデルの精度や学習速度の向上をお手伝いします。
チューター紹介
福田圭佑:株式会社Preferred Networks エンジニア
鈴木脩司:株式会社Preferred Networks リサーチャ
藤原秀平:株式会社メルペイ / Google Developers Expert (ML)
太田満久:株式会社ブレインパッド / Google Developers Expert (ML)
成瀬 彰:エヌビディア合同会社 シニアデベロッパーテクノロジーエンジニア
山崎和博:エヌビディア合同会社 ディープラーニングソリューションアーキテクト
村上真奈:エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
対象者
センターのスーパーコンピューターの利用を検討しているアカデミア(大学教員、学生、研究機関研究員など)及び既にアカウントを所有している利用者を対象とします。
参加資格
- 国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員(アカウント所有の有無は問いません)、または企業に所属する研究者・技術者で既にReedbush-HまたはReedbush-Lのアカウントを所有している方(※企業の方で、Reedbush-HまたはReedbush-Lのアカウントを所有していない方はお申込いただけません。)
なお、講習会当日受付に「スーパーコンピュータシステム利用同意書」をご提出ください。未提出の場合は参加することができません。 - 外国人及び海外在住者の方が講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。
「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」 - 分散学習を実行したいディープラーニングのモデルおよびデータセットをセンターに持ち込める方。
- 個人情報などデータの持ち込みが難しいデータセットの場合、データを匿名化したり、ダミーデータセットにするなどの対応をお願いします。
- データの持ち込みはハッカソン前日までに完了させてください。選考結果の通知時にアカウント情報を合わせて送付しますので、ご自身にてデータをReedbushまで転送ください。データサイズが大きいなどでネットワーク経由での転送が難しい場合は、1/17(木)必着でHDDなどを郵送いただくことも可能です。状況に応じてご相談に応じますのでご連絡ください。
- SSHを介したコマンドライン操作によるLinux上での作業に支障のない方
Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。また、センターのスーパーコンピューターにインストールされているエディタ(Emacs, vim, nano, gedit)のいずれかを用いて,ファイルの編集を行う必要があります。上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には,いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。
参加申込
必要項目を申込フォームに入力してお申し込みください。申込者(チーム)の中から、10チーム程度を選定します。
申 込 締 切:1月7日(月)
選定チーム発表:1月11日(金)
※選定結果につきましては、代表者様へメールで通知させていただきます。
申込フォーム
参加申込の受付は終了いたしました。スーパーコンピュータシステム利用同意書(講習会参加者全員提出)
※当日受付に提出
スーパーコンピュータシステム利用同意書 | |
---|---|
[PDF版] | [記入例] |
講習会概要
- 受講者が自分のノートパソコン(無線LANの機能があるもの)をセンターの演習室に持ち込んでください。
- ノートパソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。
- ノートパソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、無線LAN接続によりSSHを用いてセンターのスーパーコンピューターへ接続ができることが必要です。有線LANでの接続はできません。演習室でのLinuxを用いた無線利用は経験的に困難です。Linuxの利用は、できるだけ避けてください。
- WindowsVista以前のバージョン、およびWindows8(8.1は可)を使用しているWindowsノートパソコン、El Capitan(Mac OS X 10.11)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
- Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。
- 演習の実施に当たり、受講者にセンターのスーパーコンピューターを1月間利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
- 対象のスーパーコンピューターおよび利用ノード数は次のとおりです。
- Reedbush スーパーコンピュータシステム(Reedbush-H):2 ノード(GPU4基)
- Dockerコンテナを実行することが可能なSingularityを利用することができます。但し、Reedbush上ではイメージを編集することはできません。
開催日時
2019年1月24日(木)10:00 - 17:15
2019年1月25日(金)10:00 - 17:15
場所
東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室(地図)
講習会プログラム
1月24日(木)
09:30 - 10:00 | 受付 |
---|---|
10:00 - 10:30 | Reedbush-Hの紹介とログイン |
10:30 - 11:00 | 分散学習基礎講座 |
11:00 - 11:20 | ChainerMN紹介 |
11:20 - 11:40 | TensorFlowでの分散学習紹介 |
11:40 - 13:00 | 休憩 |
13:00 - 13:45 | 参加者・チーム紹介 |
13:45 - 17:15 | 実践開始(適宜自由に休憩) |
17:15 | 終了 |
1月25日(金)
10:00 - 16:00 | 実践開始(適宜自由に休憩) |
---|---|
16:00 - 17:15 | 実践内容の共有 |
17:15 | アンケート記入・終了 |
講習会資料
- 「Reedbush-Hのご紹介とログイン」(参加者のみに配布)
- 「分散学習基礎講座」
- 「ChainerMN紹介」
- 「TensorFlowでの分散学習紹介」
問い合わせ先
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チームE-mail:
