第128回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「第1回 GPUミニキャンプ~GPU化にチャレンジする会~」
共催:東京大学情報基盤センター、エヌビディア合同会社、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)
開催趣旨
本ミニキャンプでは、これからGPUを利用される方またはすでに利用されているが効率化を進めたい方、スパコンのGPUを利用したい方、を対象に、情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピュータReedbush(Reedbush-H)を活用した実践を行います。参加費は無料です。
ミニキャンプは参加者がコードやデータセットを持ち込み、各自のペースでGPU化やGPU利用効率向上などを実践する形で進行します。情報基盤センター教員に加えて、GPUのスペシャリストがメンターとして参加し、コードのGPU化や利用率向上の作業を進めるにあたり随時相談することができます。
例えばPythonだからGPUを使えないと思っている方、最近はPythonで使えるライブラリのGPU化が進んでいますので、この機会に試してみませんか。例えばCuPyはGPUに対応したライブラリです。
メンター紹介(予定)
成瀬 彰:エヌビディア合同会社 シニアデベロッパーテクノロジーエンジニア
村上真奈:エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
阮 佩穎:エヌビディア合同会社 ディープラーニングソリューションアーキテクト
丹 愛彦:エヌビディア合同会社 HPCソリューションアーキテクト
星野哲也:東京大学 情報基盤センター 助教
三木洋平:東京大学 情報基盤センター 助教
対象者
センターのスーパーコンピュータの利用を検討しているアカデミア(大学教員、学生、研究機関研究員など)の他、企業に所属し、営利目的ではなく基礎的な並列プログラミングの学習を目的とした研究者、技術者の方も受講可能です。実施内容は、学術研究、教育および社会貢献に関連するものに限ります。原則、2日間ご出席ください。
参加資格
- 国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員(アカウント所有の有無は問いません)、または企業に所属する研究者・技術者
なお、講習会当日受付に「スーパーコンピュータシステム利用同意書」をご提出ください。未提出の場合は参加することができません。 - 外国人及び海外在住者の方
講習会に参加を希望される場合は、下記を踏まえて申込を行ってください。
「外国人及び海外在住者のスパコン利用について」 - 作業に必要なコードおよびデータセット等をセンターに持ち込める方
本センターでは練習用のコードなどは準備しませんので、参加者ご自身でコードやデータセットを持ち込めない場合は、参加することができません。- 共有ディスクを利用しますので、個人情報などデータの持ち込みが難しいデータセットの場合、データを匿名化したり、ダミーデータセットにするなどの対応をお願いします。
- データの持ち込みはミニキャンプ前日までに完了させてください。選考結果の通知時にアカウント情報を合わせて送付しますので、ご自身にてデータをReedbushまで転送ください。データサイズが大きいなどでネットワーク経由での転送が難しい場合は、1/15(水)必着でHDDなどを郵送いただくことも可能です。状況に応じてご相談に応じますのでご連絡ください。
- SSHを介したコマンドライン操作によるLinux上での作業に支障のない方
Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。また、センターのスーパーコンピューターにインストールされているエディタ(Emacs, vim, nano, gedit)のいずれかを用いて、ファイルの編集を行う必要があります。上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には,いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。
参加申込
必要項目を申込フォームに入力してお申し込みください。申込者の中から、20名程度を選定します。
申込締切:1月6日(月) 1月8日(水)※締切を延長しました
選定発表:1月10日(金)
※選定結果につきましては、メールで通知させていただきます。
複数名での参加を希望される場合は、全員個別に申込をしてコメント欄に該当する方の氏名と役割分担を記載してください。ただし全員が選定される保証はありませんので、ご了承ください。
申込フォーム
参加申込の受付は終了いたしました。スーパーコンピュータシステム利用同意書(講習会参加者全員提出)
※当日受付に提出
スーパーコンピュータシステム利用同意書 | |
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[PDF版] | [記入例] |
講習会概要
- 受講者が自分のノートパソコン(無線LANの機能があるもの)をセンターの演習室に持ち込んでください。
- ノートパソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。
- ノートパソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、無線LAN接続によりSSHを用いてセンターのスーパーコンピューターへ接続ができることが必要です。有線LANでの接続はできません。演習室でのLinuxを用いた無線利用は経験的に困難です。Linuxの利用は、できるだけ避けてください。
- Windows8以前のバージョン(8.1は可)を使用しているWindowsノートパソコン、Sierra (macOS 10.12)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
- Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。
- 演習の実施に当たり、受講者にセンターのスーパーコンピューターを1月間利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
- 対象のスーパーコンピューターおよび利用ノード数は次のとおりです。
- Reedbush スーパーコンピュータシステム(Reedbush-H):2 ノード(GPU4基)
- Dockerコンテナを実行することが可能なSingularityを利用することができます。但し、Reedbush上ではイメージを編集することはできません。
開催日時
2020年1月22日(水)10:00 - 17:00
2020年1月23日(木)10:00 - 17:00
場所
東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室(地図)
講習会プログラム
1月22日(水)
09:30 - 10:00 | 受付 |
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10:00 - 10:20 | Reedbush-Hの使い方講座 |
10:20 - 10:40 | 自己紹介と目標設定など |
10:40 - 12:00 | 実践 |
12:00 - 13:00 | ランチ |
13:00 - 17:00 | 実践 |
1月23日(木)
10:00 - 12:00 | 実践 |
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12:00 - 13:00 | ランチ |
13:00 - 16:30 | 実践 |
16:30 - 17:00 | 結果の共有とアンケート |
講習会資料
- 「Reedbush-Hのご紹介とログイン」(参加者のみに配布)
- 「第1回GPUミニキャンプ -GPU化にチャレンジする会-」(参加者のみに配布)
問い合わせ先
東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チームE-mail:
