東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第233回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「第12回 GPUミニキャンプ」

共催:最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)(筑波大学計算科学研究センター,東京大学情報基盤センター)、北海道大学情報基盤センター、東京科学大学情報基盤センター・スーパーコンピューティング研究センター、九州大学情報基盤研究開発センター・データ駆動イノベーション推進本部データ分析支援部門、エヌビディア合同会社、PCクラスタコンソーシアム(HPCオープンソースソフトウェア普及部会)
共催(予定):名古屋大学情報基盤センター
後援:プロメテック・ソフトウェア株式会社

開催趣旨

 本ミニキャンプでは、既存のCPUシミュレーションコードをGPU化する方や、既存の単体GPUコードを複数GPUコードにする方などを対象に、情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピュータ Wisteria/BDEC-01 を活用した実践を行います。2025年1月に運用開始予定のGPUを搭載したMiyabi (OFP-II)への移植に向けたGPUミニキャンプ第7弾です。参加費は無料です。
 GPUミニキャンプでは、参加者がコードやデータセットを持ち込み、GPUに関連した課題に対して、メンターからの助言を受けながら、その課題解決に取り組みます。情報基盤センター教員に加えて、GPUのスペシャリストがメンターとして参加し、各自のペースでコードのGPU化やGPU利用率向上の作業を進めるにあたり随時相談することができます。
 本ミニキャンプでは、特に、既存のCPUシミュレーションコードをOpenACC(指示文)、GPU向けライブラリ、CUDA(GPU専用言語)でGPU化したり、既存の単体GPUコードをMPIで複数GPUコードにすることなどに取り組みます。
 本イベントは、オンラインでの開催となります。各自のSlackとZoomを立ち上げて、 Wisteria/BDEC-01 に接続して作業ができる環境から参加していただきます。ZoomおよびSlackの接続情報は申込者にのみご連絡いたします。

開催日時・講習会プログラム

2024年10月16日(水)10:00 - 17:00

10:00 - 10:30 Wisteria/BDEC-01使い方講座
10:30 - 11:00 自己紹介と目標設定など
11:00 - 16:50 実践(適宜自由に休憩)
16:50 - 17:00 事務連絡・終了

2024年10月17日(木) - 22日(火)
各チームで実践(メンターによるQ&A対応はベストエフォート)

2024年10月23日(水)10:00 - 17:00

10:00 - 10:30 事務連絡・情報交換
10:30 - 16:00 実践(適宜自由に休憩)
16:00 - 16:50 実施内容の紹介
16:50 - 17:00 事務連絡・終了

メンター(予定)

 丹 愛彦:エヌビディア合同会社 HPCソリューションアーキテクト
 佐々木 邦暢:エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
 五十木 秀一:エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
 Kazuaki Matsumura:NVIDIA Corporation, HPC Compiler Engineer
 南 将平:プロメテック・ソフトウェア株式会社 シニアエンジニア
 阿部光平:プロメテック・ソフトウェア株式会社 エンジニア
 迎 祐樹:富士通株式会社 システムエンジニア
 深谷 猛:北海道大学 情報基盤センター 准教授
 額田 彰:筑波大学 計算科学研究センター 教授
 小林諒平:東京科学大学 総合研究院 スーパーコンピューティング研究センター 准教授
 大島聡史:九州大学 情報基盤研究開発センター 准教授
 三木洋平:東京大学 情報基盤センター 助教
 山崎一哉:東京大学 情報基盤センター 助教

講習会資料

参加申込フォーム

参加費:無料

必要項目を申込フォームに入力してお申し込みください。応募多数の場合は、参加チーム数を10 チーム程度までに制限させていただくことがあります。また、締め切りを早める可能性もあります。

申 込 締 切:10月2日(水)

参加チーム発表:10月3日(木)以降

※ 選定結果につきましては、メールで通知させていただきます。
複数名での参加を希望される場合は、1チーム最大5名を目安としてお申し込みください。

参加申込の受付は終了いたしました。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 実施内容は、学術研究、教育および社会貢献に関連するものに限ります。 受講にあたって,センターのスーパーコンピュータのユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、センターのスーパーコンピュータを利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 作業に必要なコードおよびデータセット等をセンターに持ち込んでいただく必要があります。メンターがデータセット等を見ることをご了承ください。
    • 共有ディスクを利用しますので、個人情報などデータの持ち込みが難しいデータセットの場合、データを匿名化したり、ダミーデータセットにするなどの対応をお願いします。
    • データの持ち込みはミニキャンプ前日までに完了させてください。選考結果の通知時にアカウント情報を合わせて送付しますので、ご自身にてデータをWisteria/BDEC-01まで転送ください。
  • SSHを介したコマンドライン操作によるLinux上での作業となるため、Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。 また、センターのスーパーコンピュータにインストールされているエディタ(Emacs, vim, nano, gedit)のいずれかを用いて,ファイルの編集を行う必要があります。 上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には,いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。
  • 基本的にプログラムのある初日と最終日の二日はご参加いただく必要があります。(途中の一時的な離席は自由)
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom等のコミュニケーションツール及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いてセンターのスーパーコンピュータへ接続ができることが必要です。
    • Windows 8以前のバージョンを使用しているWindowsノートパソコン、Catalina(Mac OS 10.15)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
  • 対象のスーパーコンピューターおよび利用ノード数は次のとおりです。
  • Dockerコンテナを実行することが可能なSingularityを利用することができます。但し、Wisteria/BDEC-01上ではイメージを編集することはできません。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス