東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第239回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「JCAHPC Open Hackathon」

共催:北海道大学情報基盤センター、最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)(筑波大学計算科学研究センター,東京大学情報基盤センター)、東京科学大学情報基盤センター・スーパーコンピューティング研究センター、名古屋大学情報基盤センター、九州大学情報基盤研究開発センター・データ駆動イノベーション推進本部データ分析支援部門、エヌビディア合同会社、OpenACC Organization、PCクラスタコンソーシアム(HPCオープンソースソフトウェア普及部会)
後援:プロメテック・ソフトウェア株式会社

開催趣旨

 既存のCPUシミュレーションコードをGPU化する方や、既存の単体GPUコードを複数GPUコードにする方などを対象に、スーパーコンピュータ Miyabiを活用した実践を行うハッカソンを開催いたします。参加費は無料です。
 JCAHPC Open Hackathonでは、参加者がコードやデータセットを持ち込み、GPUに関連した課題に対して、メンターからの助言を受けながら、その課題解決に取り組みます。情報基盤センター教員に加えて、GPUのスペシャリストがメンターとして参加し、各自のペースでコードのGPU化やGPU利用率向上の作業を進めるにあたり随時相談することができます。
 本ハッカソンでは、特に、既存のCPUシミュレーションコードをOpenACC(指示文)、GPU向けライブラリ、CUDA(GPU専用言語)でGPU化したり、既存の単体GPUコードをMPIで複数GPUコードにすることなどに取り組みます。
 本ハッカソンは、東京大学柏キャンパス第2総合研究棟の現地会場とオンラインでのハイブリッド開催となります。参加者の方によるMiyabiの見学も予定しております。現地会場およびオンラインにて各自のSlackとZoomを立ち上げて、Miyabi に接続して作業ができる環境から参加していただきます。

開催日時・講習会プログラム

Day 0 (オンライン、任意参加)

2025年1月31日(金)13:00 - 15:00

13:00 - 15:00 GH200プログラミング講座(座学) / プロファイラ使い方講座(ハンズオンあり)

Day 1 (ハイブリッド)

2025年2月3日(月)10:00 - 17:00

10:00 - 10:30 Miyabi 使い方講座(座学)
10:30 - 11:30 自己紹介と目標設定など
11:30 - 12:00 Pythonとコンテナの利用方法
12:00 - 12:30 Miyabi 見学(現地参加者のみ)
12:30 - 13:30 実践(適宜自由に休憩)
13:30 - 14:00 チームごとに実践内容の確認
14:00 - 16:50 実践(適宜自由に休憩)
16:50 - 17:00 事務連絡・終了

2025年2月4日(火) - 9日(日)
各チームで実践(メンターによるQ&A対応はベストエフォート)

Day 2(オンライン)

2025年2月10日(月)10:00 - 17:00

10:00 - 10:30 事務連絡・情報交換
10:30 - 16:50 実践(適宜自由に休憩)
16:50 - 17:00 事務連絡・終了

2025年2月11日(火) - 16日(日)
各チームで実践(メンターによるQ&A対応はベストエフォート)

Day 3(ハイブリッド)

2025年2月17日(月)10:00 - 17:00

10:00 - 10:30 事務連絡・情報交換
10:30 - 16:00 実践(適宜自由に休憩)
16:00 - 16:50 実施内容の紹介
16:50 - 17:00 事務連絡・終了

会場

 オンライン(Zoom)と現地会場のハイブリッド
 東京大学柏キャンパス 第2総合研究棟 3階 315会議室
 柏キャンパス 第2総合研究棟
 東京大学 柏地区アクセスマップ

メンター(予定)

 成瀬 彰:エヌビディア合同会社 プリンシパルデベロッパーテクノロジーエンジニア
 大友広幸:エヌビディア合同会社 デベロッパーテクノロジーエンジニア
 丹 愛彦:エヌビディア合同会社 HPCソリューションアーキテクト
 五十木 秀一:エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
 Kazuaki Matsumura:NVIDIA Corporation, Sr. Software Engineer
 Bharatkumar Sahrma:NVIDIA Corporation, Program Tech Management
 Filippo Spiga:NVIDIA Corporation, Technical Product Manager, Workloads & Performance
 長谷川 雄太:プロメテック・ソフトウェア株式会社 シニアエンジニア
 阿部光平:プロメテック・ソフトウェア株式会社 エンジニア
 浅見 暁:高度情報科学技術研究機構 産業利用推進部次長
 松岳大輔:高度情報科学技術研究機構 利用支援部主査
 吉澤 香奈子:高度情報科学技術研究機構 利用支援部課長代理
 深谷 猛:北海道大学 情報基盤センター 准教授
 額田 彰:筑波大学 計算科学研究センター 教授
 小林諒平:東京科学大学 総合研究院 スーパーコンピューティング研究センター 准教授
 星野哲也:名古屋大学 情報基盤センター 准教授
 大島聡史:九州大学 情報基盤研究開発センター 准教授
 三木洋平:東京大学 情報基盤センター 准教授
 山崎一哉:東京大学 情報基盤センター 助教

講習会資料

講義資料・録画映像

事前準備資料

参加申込フォーム

参加費:無料

必要項目を申込フォームに入力してお申し込みください。応募多数の場合は、参加チーム数を10チーム程度までに制限させていただくことがあります。また、締め切りを早める可能性もあります。

申 込 締 切:1月20日(月) ※ 応募多数のため申込を締め切りました

参加チーム発表:1月21日(火)以降

※ 選定結果につきましては、メールで通知させていただきます。
複数名での参加を希望される場合は、1チーム最大5名を目安としてお申し込みください。

募集定員に達したため、講習会参加申込の受付は終了いたしました。
誠に申し訳ございませんが、またのお申し込みをお待ちしております。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 実施内容は、学術研究、教育および社会貢献に関連するものに限ります。 受講にあたって,センターのスーパーコンピュータのユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、センターのスーパーコンピュータを利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 作業に必要なコードおよびデータセット等をセンターに持ち込んでいただく必要があります。メンターがデータセット等を見ることをご了承ください。
    • 共有ディスクを利用しますので、個人情報などデータの持ち込みが難しいデータセットの場合、データを匿名化したり、ダミーデータセットにするなどの対応をお願いします。
    • データの持ち込みはミニキャンプ前日までに完了させてください。選考結果の通知時にアカウント情報を合わせて送付しますので、ご自身にてデータをMiyabiまで転送ください。
  • SSHを介したコマンドライン操作によるLinux上での作業となるため、Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。 また、センターのスーパーコンピュータにインストールされているエディタ(Emacs, vim, nano, gedit)のいずれかを用いて,ファイルの編集を行う必要があります。 上記のいずれかのエディタの操作にも慣れていない場合には,いずれかのエディタの予習を各自で行なっておいてください。
  • 基本的にDay 1-3は現地会場またはオンラインにてご参加いただく必要があります(途中の一時的な離席は自由)。3日間のうち1日のみ現地会場で参加するなども可能です。GH200プログラミングやプロファイラの使い方を学びたい方はDay 0もご参加ください。
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • ハンズオンのためのPC、Zoom等のコミュニケーションツール及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。現地会場は無線LAN(eduroam)が利用可能です。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Mac、Linuxどれでも構いませんが、SSHを用いてセンターのスーパーコンピュータへ接続ができることが必要です。
    • Windows 8以前のバージョンを使用しているWindowsノートパソコン、Catalina(Mac OS 10.15)以前のバージョンを使用しているMacintoshノートパソコンは講習会では使用できません。
  • 対象のスーパーコンピューターおよび利用ノード数は次のとおりです。
  • Dockerコンテナを実行することが可能なSingularityを利用することができます。但し、Miyabi上ではイメージを編集することはできません。

問い合わせ先

東京大学 情報基盤センター
E-mail:受付のメールアドレス