東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第178回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「GPUプログラミング入門」

共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)

講習会開催に関するお知らせ
新型コロナウイルス感染症対策のため、東京大学本部指針に基づき、今後講習会実施を中止させていただく可能性がございます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。(2020.4.7)

開催趣旨

 一般的なコンピュータにおいて画像処理を専門とするハードウェアであるGPU(Graphics Processing Unit)を、汎用的な計算に用いることをGPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Unit)と呼び、盛んに研究が進められています。GPUは超多数の演算コアを並列に用いることで、一般的なCPUより高い性能を達成します。そのため並列性の高い処理を得意としており、行列積などの線形演算で高い性能が認められています。近年注目されているディープラーニングでもGPUが活用されています。これらの処理ではすでに作られたライブラリを用いることが一般的ですが、本講習会はご自身のアプリケーションをGPUで実行することを目標とする、GPU初心者の方向けの講習会となっております。すでにGPUを利用した経験があり、Wisteria/BDEC-01に新しく搭載されるA100 GPUに関する情報をお求めの方は、「Wisteria実践」を受講することを推奨します。
 本講習会では、GPU向けの並列化プログラミング手法としてGPU初心者に適したOpenACCを用います。実習ではOpenACCのプログラムを作成する方法、GPUでの実行手法、GPUで実行するにあたって最低限必要な最適化手法を適用するまでの手順などを学びます。
 実習には、東京大学情報基盤センターにおいて昨年5月より運用を開始しましたWisteria/BDEC-01スーパーコンピュータシステムを使用します。
 なお、本講習会はZoomによるオンライン講習会として実施されます。

開催日時・講習会プログラム

2022年5月18日(水)10:00 - 17:00

10:00 - 10:50 スパコンの使い方など
11:00 - 11:50 OpenACC入門(座学)
13:30 - 14:20 OpenACC演習Ⅰ
14:30 - 15:20 OpenACC演習Ⅱ
15:30 - 16:20 OpenACC演習Ⅲ
16:30 - 17:00 質問など

講習会資料

講習会録画映像

2022年5月18(水)にオンライン開催された、講義パートの動画です。

参加申込フォーム

※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,5月11日17:00に締切ります)
 アカウント情報、ZOOM接続情報は5月12日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。先着順ですので、お早めにお申し込みください。

講習会参加申込の受付は終了いたしました。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、当センターのスパコンを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • FortranまたはC言語によるプログラミング経験、UNIXの経験があることが望ましい。最低限emacsまたはvi等によりファイルの編集をできる必要があります。
    • 並列プログラミングの知識・経験は必要ありません。
    • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
    • Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。 また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。
  • 対象のスパコンおよび利用ノード数・GPU数は次のとおりです。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス