東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第237回お試しアカウント付き高性能プログラミング講習会
「任意精度、精度保証ライブラリ」

共催:東京大学情報基盤センター、名古屋大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(HPCオープンソースソフトウェア普及部会)

開催趣旨

 情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピュータの利用促進と高性能プログラミング技術の普及を目的として、任意精度および精度保証ライブラリの講習会を実施します。参加費は無料です。
 本講習会では、CおよびFortranに対応したFP21、FP42演算を提供するライブラリの利用方法について解説します。任意精度は数値シミュレーションなどの低精度化による高速化と計算精度の両立が必要なアプリケーションでその効果が期待できます。お手元のアプリケーションの高速化手法の一つとして利用・受講をご検討ください。
 同時に、精度保証ライブラリについてもご紹介します。低精度演算の適用時には、得られる計算結果の精度も考慮しなければなりません。ここでは線形反復法に対応した精度保証ライブラリを扱います。精度保証演算をサポートするライブラリは非常に少なく、講習会での扱いも貴重なため、是非受講をご検討ください。
 なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会(接続情報は申込者にのみご連絡)として実施されます。

開催日時・講習会プログラム

2024年12月13日(金)14:00 - 17:00

14:00 - 15:00 任意精度ライブラリの紹介(座学)
15:00 - 16:00 精度保証ライブラリの紹介(座学)
16:00 - 17:00 ライブラリの利用(実習)

講習会資料・録画映像

講習会資料

  • 「任意精度、精度保証ライブラリ」
  • ※ 講習会資料「オンライン講習会の手引き」に書かれている環境設定をあらかじめ実施してください。

    録画映像

    参加申込フォーム

    参加費:無料

    ※ 必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,12月6日17:00に締切ます)
     アカウント,Zoom接続,Slack会議室に関する情報は12月9日の送付を予定しております。
    ※ また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。
     先着順ですので、お早めにお申し込みください。

    講習会参加申込の受付は終了いたしました。

    受講資格・受講条件・準備等

    • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、当センターのスーパーコンピューターを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
    • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
    • 予備知識・準備等については以下の通りです:
      • 任意精度ライブラリの利用に関しては、Fortran またはC 言語によるプログラミング経験が必要です。
      • UNIX の経験があることが望ましく、最低限emacs またはvi 等によりファイルの編集をできる必要があります。
      • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
      • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
      • パソコンのOSは、Windows、Mac、Linuxどれでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
      • 受講をする前に講習会資料「オンライン講習会の手引き」(アカウント情報送付時に公開)をよく読み、 資料中に指示された次の準備をしておいてください。
        • sshコマンドがインストールされていることの確認
        • Wisteria/BDEC-01 へのログインの確認
        • Slack 会議室へのログインの確認
        • Zoom アプリケーションのダウンロードおよび最新版へのアップデート
    • 対象のスパコンおよび利用ノード数は次のとおりです。

    問い合わせ先

    東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
    E-mail:受付のメールアドレス