東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第244回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「Miyabi実践」

共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(HPCオープンソースソフトウェア普及部会)

開催趣旨

 東京大学情報基盤センターと筑波大学計算科学研究センターが共同で運営する最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing)が導入した『 Miyabi スーパーコンピュータシステム 』は、2025年1月14日から正式運用を開始いたしました。
Miyabiは、米国NVIDIA社による超高速CPU-GPU専用リンクNVLink-C2Cで接続したGH200 Grace-Hopper Superchipを搭載した計算ノード1,120ノード(Miyabi-G)と、米国Intel社によるXeon Max 9480を2基搭載した計算ノード190ノード(Miyabi-C)をInfiniBand NDR200で結合した、倍精度演算性能80.1 PFLOPSを有する超並列クラスタ型スーパーコンピュータであり、GH200を搭載した国内初の汎用大規模システムです。
 本講習会では、Miyabi-Gノードにおける並列化手法やプログラミング、コンテナの利用方法、性能分析について学びます。また、Miyabi-Cノードにおける並列化手法や性能分析についても学びます。 さらに、Miyabi-G, Miyabi-Cを利用する上での適切な実行方法について、実習を行います。参加費は無料です。実習にはMiyabiスーパーコンピュータシステムを使用します。
 なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会(接続情報は申込者にのみご連絡)として実施されます。

開催日時・講習会プログラム

2025年4月25日(金)13:00 - 17:15

13:00 - 13:30 Miyabiシステム紹介
13:30 - 14:15 Miyabi-C: OpenMP並列化、MPI+OpenMPハイブリッド並列、性能分析(講義+演習)
14:30 - 15:45 Miyabi-G(1): ノード単体: GraceにおけるOpenMP並列化、Hopperのプログラミング (OpenACC, OpenMP, Solomon, CUDA)(講義+演習)
16:00 - 17:15 Miyabi-G(2): MPIによる並列化、コンテナの利用、性能分析(講義+演習)
17:15 - Q&A等

講習会資料・録画映像

講習会資料

参加申込フォーム

参加費:無料

※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,4月18日17:00に締切ります。)
 アカウント情報、Zoom接続情報は4月21日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。先着順ですので、お早めにお申し込みください。

講習会参加申込の受付は終了いたしました。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、当センターのスーパーコンピューターを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • Fortran またはC 言語によるプログラミング経験、UNIX の経験があることが望ましい。最低限emacs またはvi 等によりファイルの編集をできる必要があります。
    • OpenMPおよびMPIに関する知識があることが望ましい。
    • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Macどちらでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
    • Windows利用の場合CygwinおよびCygwin内のsshコマンドのインストールをお願いします。 また、他のOSを利用の場合にも、同コマンドがインストールされているか事前にご確認ください。
  • 対象のスパコンおよび利用可能ノード数は次のとおりです。

問い合わせ先

東京大学 情報基盤センター
E-mail:受付のメールアドレス