東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング部門

第222回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「OpenMPによるA64FX並列プログラミング入門」

共催:東京大学情報基盤センター、PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会・HPCオープンソースソフトウェア普及部会)

開催趣旨

 CPUに搭載されるコア数は増加する傾向にあり、サーバ向けのプロセッサでは20コア以上搭載されるものも増えています。また、メモリ階層も複雑になってきています。こういったCPUで性能を引き出すには、CPUのアーキテクチャを理解した上でプログラムを記述する必要があります。
 本講習会では、A64FXという48コア搭載されたCPUにおいて、性能を引き出す手法を学びます。前処理付き共役勾配法を題材として、OpenMPの指示文挿入によるスレッド並列や、SIMD演算を活用するコードの説明と実習を行います。サンプルコードの提供はC言語のみとなりますので、予めご了承ください。
 実習には、東京大学情報基盤センターにおいて2021年5月より運用を開始しましたWisteria/BDEC-01スーパーコンピュータシステムを使用します。
 なお、本講習会はZoomおよびSlackを用いたオンライン講習会(接続情報は申込者にのみご連絡)として実施されます。

開催日時・講習会プログラム

2024年2月5日(月)13:00 - 17:00

13:00 - 13:30 スパコンの使い方など
13:30 - 14:20 A64FXアーキテクチャと並列プログラミング(座学)
14:30 - 15:20 OpenMPを活用した並列プログラミング演習(前編)
15:30 - 17:00 OpenMPを活用した並列プログラミング演習(後編)

講師

 長坂侑亮:富士通株式会社 シニアリサーチマネージャー
 福本尚人:富士通株式会社 リサーチディレクター
 本田 巧:富士通株式会社 シニアリサーチマネージャー

講習会資料・録画映像

録画映像

参加申込フォーム

※必ず事前登録をお願いいたします(アカウント発行の都合上,1月29日17:00に締切ます)
 アカウント,Zoom接続,Slack会議室に関する情報は1月30日の送付を予定しております。
※また、オンラインで実施する都合上、受講者を最大30人とさせていただきます。
 先着順ですので、お早めにお申し込みください。

講習会参加申込の受付は終了いたしました。

受講資格・受講条件・準備等

  • 受講資格者は、国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。 受講にあたって,東京大学情報基盤センター(以下「当センター」)のスーパーコンピュータ(以下「スパコン」)のユーザーである必要は必ずしもありません。 受講生には、当センターのスーパーコンピューターを1月間程度利用できる無料アカウント(お試しアカウント)を発行します。
  • 東京大学情報基盤センタースーパーコンピュータシステム利用規程 を熟読し,遵守してください。
  • 予備知識・準備等については以下の通りです:
    • C言語によるプログラミング経験、Linuxのコマンドライン操作やemacsやvimなどのエディタの使用経験が必要です。
    • コンピュータアーキテクチャや並列プログラミングの知識があることが望ましい。
    • オンライン講習会、ハンズオンのためのPC、Zoom及びスパコンへ接続するためのネットワーク環境は各受講者でご準備ください。
    • パソコンは Windows/Microsoft Update、Apple Security Updateなどで最新のセキュリティアップデートを行ってください。また、必ずウィルス対策ソフトウェアをインストールし、ウィルス検索を実行して問題がないことを事前に確認してから受講してください。セキュリティ対策を施していない場合は、オンライン講習会の受講を認めません。
    • パソコンのOSは、Windows、Mac、Linuxどれでも構いませんが、SSHを用いて当センターのスパコンへ接続ができることが必要です。
  • 対象のスパコンおよび利用ノード数は次のとおりです。

問い合わせ先

東京大学 情報システム部 情報戦略課 研究支援チーム
E-mail:受付のメールアドレス